見習い編集者の発見日記  #2「編集の初仕事」

HANAで編集補佐としてアルバイトをしているmapleと申します!編集に関する知識や経験は全くない状態からのスタートで学ばせていただくことばかりです。「本と韓国が好き!」という理由からこのお仕事を始め、とても楽しく働かせてもらっています♪

見習い編集者の発見日記では、私が本づくりのお仕事に関わる上で学んだことや新鮮に感じたことを発信していきます!

第2回目の今回は、「編集の初仕事」です。私が初めて編集として本に関わった出来事について紹介します。

初めて編集として関わったお仕事

初仕事として、HANAから毎年出版されている『韓国語が上達するカレンダー・手帳』の2026年版に携わらせていただきました!手帳の方は13年目ということで既存の内容に手直しを加えていくという作業が多かったのですが、カレンダーの方は毎年大きく内容が変わるのでその分作業内容も多く、自分で作ったんだという実感が湧きました。カレンダーが出来上がるまでにどんな工程でどんなお仕事をしたのかご紹介していきたいと思います。

1.単語の選出

『韓国語が上達するカレンダー』は1日1つ単語を掲載していますので365個の単語を選出する必要がありました。まず月ごとにテーマを決めて、その中から関連する単語を選出していくという作業でした。

maple

過去のカレンダーを参考になるべくかぶる事なく、読者の皆さんに需要があるテーマ・単語はなんだろうと沢山考えながら選出しました!

2.単語の訳とルビ振り

次に選定し、エクセルに打ち込んでおいた単語の日本語訳とルビ振りの作業をしました。365個全ての単語を一つずつ手作業で行なっていくので一番時間がかかった作業かなと思います。

maple

実は私自身発音変化が少し苦手で、ルビ振りにとても時間がかかってしまいました…。先輩のチェックでの修正も多々あり、このお仕事をしていると日々韓国語の勉強になります!(笑)

3.イラストの選定

月ごとにテーマに合わせたイラストを選定していく作業です。いくつかの素材を組み合わせて一つにした月もあったのですが、ここで初めてAdobe Photoshopというソフトを使用しました。普段使うことがなかったので勘任せながらもなんとか12個分のイラストを揃えました。

4.デザイナーさんへの依頼

原稿とイラストを完成させた後、デザイナーさんにコンタクトを取って実際のデザインの形式に落とし込んでもらう工程に移ります。「韓国語が上達するカレンダー」は過去にも発売されており既存のデザインがあったためスムーズに依頼のやり取りをすることができました。

5. 修正

実際にデザイナーさんから頂いた原稿に赤字を入れていく作業です。何人かの編集さんにもチェックをお願いして全ての赤字を一つにまとめて再度デザイナーさんに戻し修正の依頼をします。この工程は3回、多くて4回ほど繰り返して誤字脱字や誤っている情報のないものに仕上げます。

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この後、印刷所に入稿し本が出来上がるのですが、今回その工程は先輩が行ってくださいました!

実際に本作りの仕事に関わってみて

多くの発見や学ぶことがあり、何より「いつも読んでいる本って一冊にこんなにたくさんの人が関わっていて、こんな工程を通して出来上がっているんだ」と感じることができ、作業をしている時間がとても楽しかったです。また、中学生の頃から出版社で仕事をしてみたいという思いがあったので実際に完成したものを見た時はすごく嬉しかったです!これからもっとたくさんのことを学んでたくさんの本作りに携わっていけるように頑張ろうと思えた初仕事でした!

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