キム・テイの韓国ミュージカル案内『전설의 리틀 농구단(伝説のリトル・バスケットボール・チーム)』

※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

今回皆さんにおすすめする舞台は、私が再演をずっと待っていた「전설의 리틀 농구단 (チョンソレ リトゥル ノングダン)(伝説のリトル・バスケットボール・チーム)」というミュージカル作品です。

再演が決まったという話を聞いて、昨年、初めて「伝説のリトル・バスケットボール・チーム」を見たときの感動がよみがえりました。

ストーリーは、学校でいじめられていた수현 (スヒョン)が自殺未遂をした後、귀신 (クィシン)(幽霊)が見えるようになるところから始まります。

幽霊たちはバスケットボールが大好きで、スヒョンの体に憑依してバスケットボールをするのですが、突然すごいプレイを見せるスヒョンは、新しい選手を探していたコーチ、종우(ジョンウ)の目に留まり、チームの一員になります。

大会のために特訓をしたり、幽霊たちの願い事を聞いてあげたり……と、ここで全部話すと벤허 (ベノ)스포(ネタバレ/벤허 (ベノ)스포일러〈スポイラーの略語〉)になってしまうので、ここまでにしておきます。

この舞台は、もちろんバスケットボールをするシーンが何度も出てきます。なので、スポーツ大会の試合で応援をしたかのようにストレス解消になり、見終わった後は元気になります。

でも、それだけではなく、とっても泣けるんです。前回、泣く準備をしないで劇場に行った私は、公演を見ながらかばんの中でハンカチを探しました(笑)。友情や家族愛など、感動ポイントが幾つもあった作品でした。

曲もとても良くて、見終わった後、作曲家の名前を確認をしたら황예슬(ファン・イェスル)さんという方でした。

舞台美術が華麗な作品ではありません。大劇場でのフルオーケストラの演奏がある作品でもありません。シンプルな舞台で出演者も多くありません。

幽霊の役を演じる俳優さんがいじめる生徒の役も演じるので、出演者はたった7人なのに、もっと多くの人が出演しているように感じます。舞台上で流れる汗が宝石のように美しいミュージカルです。  

スポーツとミュージカル、その組み合わせは新鮮で、見るだけでもパワーをもらえる気がします。

見終わった後は公園でバスケットボールがしたくなるかもしれません。なかなか会えない学生時代の友達に電話をするかもしれません。

再演がうれしい作品です。

【公演期間】〜2019年10月27日
【場所】서경대학교 공연예술센터(西京大学公演芸術センター)

もっと知りたいハナタス
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