商品パッケージの韓国語には、そのお菓⼦がどんな味で、どんな成分が⼊っているのかといった内容はもちろん、⽣きた⽇常表現と実⽤的な⽂法が込められています。
「“おやつ”で学ぶ韓国語」では、韓国の마트(スーパーマーケット)や편의점(コンビニ)で買えるお菓⼦や飲み物などのパッケージをイラストで描き下ろし、実際に書かれている多様な韓国語表現をオ・ヤーツさんと一緒に学んでいきます。
記事の目次
눈을 감자(ヌヌルカムジャ)


フライドポテトをモチーフにしたスナック菓子だよ!
1 눈을 감자:目をつぶろう
눈을は「目を」で、감자は「ジャガイモ」という意味ですが、ここでは감다(つぶる)の勧誘形である감자(つぶろう)として使われています。下の方にいるジャガイモらしきキャラクターが目をつぶっているのはそのためです。ちなみに「ジャガイモ」としての감자の発音は[감자]で、「つぶろう」としての감자の発音は[감짜]です。
2 칠리치즈 프라이즈맛:チリチーズフライ味
韓国の外来語表記法に従うと、英語の「F」の発音は「ㅍ」で表します。なので「フライ」に当たる英単語「fry」は프라이になるのです。ただしこれはあくまでも表記の話で、日常会話のときは후라이と言う人も多々います。
3 칠리양념+치즈가루 듬뿍!:チリスパイス+粉チーズがいっぱい!
양념は「合わせ調味料、スパイス」のことで、ヤンニョムチキンの「ヤンニョム」がそれに当たります。
4 매콤짭잘 양념감자:辛じょっぱいヤンニョムじゃがいも
매콤하다は「ピリ辛い」、そして짭잘하다は「やや塩辛い」という意味です。それぞれの基本形である맵다、짜다よりやや程度を抑えた肯定的な意味として使われる表現です。
単語
- 감다:閉じる、つぶる
- 양념:調味料、スパイス
- 가루:粉
- 듬뿍:いっぱい
- 매콤하다:ピリ辛い
- 짭잘하다:やや塩辛い

今年のエイプリルフールの限定版として、눈을 감자ではなく눈을 뜨자(目を開こう)が発売されたらしいよ! パッケージのキャラクターが目を大きく開いているんだって! 韓国に行ったら見つけてみてね!
