教保文庫の9月のエッセイ月間ベスト10と注目の新刊情報をご紹介します。『心がそっと傾く』『愛だけが残る』などで知られる詩人ナ・テジュの新作エッセイが8位にランクインしました。注目の新刊では、オタ活を熱く語る漫画家のエッセイを取り上げています。
※ランキング記事ではハングルのルビを省略します。
記事の目次
- 教保文庫ベストセラー月間ベスト10(韓国語のエッセイ)
- 1位:『호의에 대하여(善意について)』
- 2位:『다정한 사람이 이긴다(やさしい人が勝つ)』
- 3位:『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』
- 4位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』
- 5位:『료의 생각 없는 생각(RYOの考えのない考え)』
- 6位:『단 한 번의 삶(たった一度の人生)』
- 7位:『달리기를 말할 때 내가 하고 싶은 이야기(走ることについて語るときに僕の語ること)』
- 7位:『우리의 낙원에서 만나자(僕たちの楽園で会おう)』
- 8位:『너를 아끼며 살아라(君を大切にしながら生きて)』
- 9位:『과학산문(科学散文)』
- 10位:『각성(覚醒)』
- 注目の新刊
教保文庫ベストセラー月間ベスト10(韓国語のエッセイ)
1位:『호의에 대하여(善意について)』
문형배(ムン・ヒョンベ)著/김영사(キムヨンサ)刊/2025.08.28

문형배
2位:『다정한 사람이 이긴다(やさしい人が勝つ)』
이해인 (イ・へイン)著/필름(Feelm)刊/2025.08.13

이해인
3位:『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』
태수(テス)著/페이지2북스(ページ2ブックス)刊/2024.11.4

태수
4位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』
일홍(イルホン)著/부크럼(ブックラム)刊/2024.7.29

일홍
5位:『료의 생각 없는 생각(RYOの考えのない考え)』
료(RYO)著/열림원(ヨルリムウォン)刊/2025.06.16

료
6位:『단 한 번의 삶(たった一度の人生)』
김영하(キム・ヨンハ)著/복복서가(ボクボクソガ)刊/2025.04.06

김영하
7位:『달리기를 말할 때 내가 하고 싶은 이야기(走ることについて語るときに僕の語ること)』
무라카미 하루키(村上春樹)著、임홍빈(イム・ホンビン)訳/문학사상(文学思想)刊/2016.12.15

무라카미 하루키
7位:『우리의 낙원에서 만나자(僕たちの楽園で会おう)』
하태완 (ハ・テワン)著/북로망스(ブックロマンス)刊/2025.05.21

하태완
8位:『너를 아끼며 살아라(君を大切にしながら生きて)』
나태주(ナ・テジュ)著/더블북(ダブルブック)刊/2025.06.12

나태주
9位:『과학산문(科学散文)』
김상욱 , 심채경(キム・サンウク、シム・チェギョン)著/복복서가(福福書架)刊/2025.09.05

김상욱 , 심채경
旅行中に「墓の中の肉体は、亡き人が残した唯一の物理的存在であり、墓とは死者のためのものではなく生者のための空間」であることに気づいた物理学者、コインランドリーで洗濯機が回る音を聞きながら「宇宙空間の中で、この地球だけがやけに騒がしい『特異点』なのだ」と気づく天文学者。科学的な問いから出発し、民主主義の歴史、東西の絵画、記憶と死など、あらゆるテーマで「日常の中の科学」について綴られたエッセイ集です。
10位:『각성(覚醒)』
김요한(キム・ヨハン)著/떠오름(RISE)(トオルム(RISE))刊/2025.07.31

김요한
本書は単なるエッセイではなく、「感情の整理」「関係の整頓」「自己基準の回復」を通じて、人生を根本から立て直そうとする人のための「トレーニングブック」です。自分をダメにするのは他人ではなく自分自身であるという現実を直視することから始まり、人生を変えるための感情コントロールや人間関係を築く際の基準などについて語りながら、人生を本気で生きようとする読者を「覚醒」へと導きます。
注目の新刊
『기타를 작게 치면서(ギターを小さく弾きながら)』
이랑(イ・ラン)著/아침달(アチムダル)刊/2025.09.17

이랑
『声を出して、呼びかけて、話せばいいの』(斎藤真理子・浜辺ふう訳、 河出書房新社)や『話し足りなかった日』(オ・ヨンア訳、リトル・モア)などで知られる多彩なアーティスト、イ・ランの新作エッセイが出版されました。これまでに発表したアルバムの収録曲と未収録の曲を合わせた全37曲の歌詞とともに、それぞれの歌に込められたストーリーが綴られています。(文/金知子)
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