광장시장(広蔵市場内)に4月にオープンした갈릭보이(ガーリックボーイ)。마늘(ニンニク)たっぷりの마늘빵(マヌルパン)がおいしいとたちまち評判になり、10月5日には안국점(安国店)もオープンしました。お店のまわりは中毒性のあるニンニク臭がプンプン! 安国駅すぐの好立地なので、북촌(北村)散歩の前後にぜひ立ち寄ってみて。
ボリュームたっぷり! 1個から手軽に買えるマヌルパン
日本のコンビニでも期間限定で発売されるなどして韓国好きの間では知られているマヌルパン。韓国ではおなじみですが、そのマヌルパンの進化系として最近人気なのがガーリックボーイです。しっとりやわらかな食感で、マヌルパン特有の脂っこさはなく、風味豊かでとても美味。イートイン席を設けないテイクアウト専用の店舗ながら、広蔵市場にある1号店の前はいつも人だかりができています。

こちらが安国駅すぐの場所にできた2号店。お店の近くではパンを焼くいい香りがするので、道すがら立ち寄っていく人も目立ちます。場所柄、外国のお客様も多め。メニューには日本語もあるので安心です。

朝がゆっくりめのソウルで、朝9時から営業しているのも嬉しい限り。広蔵市場店よりも1時間早くオープンします。

こちらは1番人気の트러풀 크림 마늘빵(トリュフクリームガーリックブレッド)5300W。基本のマヌルパンの間にたっぷりの크림치즈(クリームチーズ)をサンドした食べ応えのある一品です。ニンニクだけでなく파슬리(パセリ)も効いていて、ビールと一緒に食べてもおいしそう。

2番人気を誇るのは소보로 마늘빵(ガーリックそぼろパン)4500W。韓国でも日本語の「そぼろ」を使って表現します。ほんのり甘いのでおやつにしても◎。私が訪れたあとに来られた韓国の아저씨(おじさん)は、会社の同僚へのお土産として、このガーリックそぼろパンを大量に購入していました。

お店の人のイチ押し、カリッと焼かれたチーズがポイントの치즈마늘빵(チーズガーリックパン)6200W。焼き立ては至福の味です。どれもボリュームがあるので、シェアして食べるのもいいでしょう。
すべてベースとなるマヌルパンは同じですが、クリームやそぼろ、チーズなどによって異なる魅力を味わえるのも楽しいところ。ほかの店のマヌルパンよりもニンニクの味が濃く、ここでしか味わえないのでぜひソウルに行かれる際は立ち寄ってみてください。

地下鉄安国駅から歩くなら、1番出口から出れば信号を渡らずに着けます。安国駅周辺は어니언(オニオン)や스탠다드브레드(スタンダードブレッド)、아모르 나폴리(アモールナポリ)などパン屋の激戦区ですが、あえてそこにオープンしたガーリックボーイ。自信の高さが伺えます。
갈릭보이 안국점(ガーリックボーイ 安国店)
서울특별시 종로구 율곡로 59-1
電話なし
9:00~18:00
無休
ガーリックボーイはじめ、広蔵市場はトレンドが大集結
ガーリックボーイの安国店をあとに、次は1号店がある広蔵市場へ。新しくオープンしたスターバックスやユッケ通りの近くにあるので、広蔵市場店は安国店以上ににぎわっていました。

遅い時間に行くとソールドアウトしてしまうそうなので注意が必要。また広蔵市場店は、韓国ではユーチューバーの삐루빼로(ピルペロ)さんの弟が働いていることでも知られています。
広蔵市場と言ったら、10月1日に마뗑킴(マーティン・キム)や세터(セター)、마리떼프랑소와저버(マルテ・フランソワ・ジルボー)などのアパレルブランドがこぞってオープンしたことで話題に。大きな看板が掲げられているのですぐにわかります。


広蔵市場のメインストリートから1本入ったところにアパレルショップが集結しています。ここまで大掛かりな工事が行われていたとは、何度も前を通っていましたがびっくり。もはや市場とは思えないほど、この一帯はきれいになっています。

各店舗、セール商品が多く並んでいました。
広蔵市場でK-ファッションの買い物ができるようになったのは観光客目線ではうれしいのかもしれませんが、正直、これらのブランドは明洞や聖水に行けばあるので、市場でまでチェックする必要があるのか、私個人の意見では少し疑問です。広蔵市場ではノースフェイスのアウトレット程度にとどめておいたほうがよかったのでは、と……。雑多で人情味あふれる市場らしさとの融合ができておらず、これから広蔵市場がどう変わっていくのか、とても気になります。
