【韓国語のエッセイ】2025年7月月間ベストセラー&新刊情報

教保文庫の7月のエッセイ月間ベスト10と注目の新刊情報をご紹介します。夏にまつわるエッセイ集が6位と7位にランクインしました。注目の新刊では、『女ふたり、暮らしています。』で知られるファン・ソヌの新作を取り上げました。

※ランキング記事ではハングルのルビを省略します。

教保文庫ベストセラー月間ベスト10(韓国語のエッセイ)

1位:『단 한 번의 삶(たった一度の人生)』

김영하(キム・ヨンハ)著/복복서가(ボクボクソガ)刊/2025.04.06

『단 한 번의 삶』
김영하

2位:『우리의 낙원에서 만나자(僕たちの楽園で会おう)』

하태완 (ハ・テワン)著/북로망스(ブックロマンス)刊/2025.05.21

『우리의 낙원에서 만나자』
하태완

3位:『료의 생각 없는 생각(RYOの考えのない考え)』

료(RYO)著/열림원(ヨルリムウォン)刊/2025.06.16

『료의 생각 없는 생각』

4位:『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』

태수(テス)著/페이지2북스(ページ2ブックス)刊/2024.11.4

『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』
『어른의 행복은 조용하다』
태수

5位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』

일홍(イルホン)著/부크럼(ブックラム)刊/2024.7.29

『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로』
일홍

6位:『여름어 사전(夏語の辞典)』

아침달 편집부(アチムダル編集部)著/아침달(アチムダル)刊/2025.06.18

『여름어 사전』
아침달 편집부

詩を愛する出版社、詩人、読者によって綴られた、夏を深く感じられるエッセイ集です。夏といえば、で思い浮かぶ「セミ」「かき氷」「ダイビング」、夏になると蜃気楼のように消えゆく「冬」「静けさ」など157の言葉が取り上げられています。辞書的な意味を超えた言葉の奥深さが感じられると同時に、さまざまな夏に出会うことができます。

7位:『아무튼, 여름(とにかく、夏)』

김신회(キム・シネ)著/제철소(チェチョルソ)刊/2025.07.01

『아무튼, 여름』
김신회

「위고(ウィゴ)」「코난북스(コナンブックス)」「제철소(チェチョルソ)」という3つの出版社が共同で刊行している人気のエッセイシリーズ「아무튼 시리즈(とにかくシリーズ)」。その30作目が、初版に新たな5編を加え、改訂版として出版されました。夏になると気になり出すボディライン、夏の恋と別れ、シャインマスカットを食べながら気づいた自分を大切にする気持ちなど、夏を愛する著者の心の変化が夏のエピソードとともに浮かび上がります。

8位:『빛과 실(光と糸)』

한강(ハン・ガン)著/문학과지성사(文学と知性社)刊/2025.04.18

『빛과 실』
한강

9位:『사랑에 빠지지 말 것 사랑을 할 것(恋に落ちないこと 恋をすること)』

슈히(シュヒ)著/딥앤와이드(Deep&WIde) 刊/2025.07.08

『사랑에 빠지지 말 것 사랑을 할 것』
슈히

健康的な恋愛について発信を続ける著者は、88万人のフォロワーに支持されるインスタグラマーでもあります。本書には、恋愛への向き合い方、自分の守り方、別れからの立ち直り方などについての具体的なアドバイスが満載です。同じような恋愛パターンから抜け出したい人、恋愛で傷ついた人、誰かと愛し合うことを望む人におすすめです。

10位:『혹시, 돈 얘기해도 될까요?(あのう、お金の話をしてもいいですか?)』

주언규(チュ・オンギュ)著/필름(Feelm)刊/2025.05.28

『혹시, 돈 얘기해도 될까요?』
주언규

注目の新刊

아무튼, 리코더(とにかく、リコーダー)』

황선우(ファン・ソヌ)著/코난북스(コナンブックス)刊/2025.07.01

『아무튼, 리코더』
황선우

『女ふたり、暮らしています。』(清水知佐子訳、CEメディアハウス)で知られる著者が、「아무튼 시리즈(とにかくシリーズ)」の76作目に登場しました。「大人にとっての趣味とは、仕事による緊張や不安といったネガティブな感情を和らげ、ストレスを解消する安らぎの場にもなるし、新しい人間関係を築き、それを維持する場にもなる」。30年ぶりにリコーダーを手にした著者は、作家のキム・ハナと音楽隊を結成し、多くの人の前で演奏するという新たな世界を経験します。趣味を見つけたいと思っている人にぴったりな一冊です。

청와대 사람들(青瓦台の人たち)』

강승지(カン・スンジ)著/페이지2북스(ページ2ブックス)刊/2025.07.09

『청와대 사람들』
강승지

韓国の大統領府「青瓦台」に7年間勤務した著者は、政治の舞台裏で数多くのことを経験してきました。大統領と社食で食事をした日のこと、2Gの業務用携帯を使う不便さなど、そこで働く人にしか書けない裏話から、青瓦台が一般開放された後の変化まで、「大統領の住まい」を支えてきた人々の姿が生き生きと描かれています。ニュースで見る青い屋根の建物が身近に感じられるでしょう。(文/金知子)

※この記事で紹介した書籍の購入は、「教保文庫、7月の月間ベストと注目の新刊(エッセイ)」の記事をご参照ください。

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