書籍内容紹介(出版社)
韓国語の連結語尾を体系的に解説し、文と文を結ぶ多様な語尾の用法を整理。頻出する連結語尾を中心に、他要素との組み合わせや運用上のポイントを五つの観点から日本語との違いを活かしつつ説明。関連する文法事項についても補足。
■「はじめに」より
本書は韓国語の連結語尾(接続語尾)について解説する本です。連結語尾とは、日本語の接続助詞に相当し、-지만(~が)、-(으)니까(~から)、-(으)면서(~ながら)など様々あります。これらは簡単に言えば文と文を繋ぐ役割を持ち、より複雑な文をつくろうと思ったら必須の要素ですが、数がかなり多く、その用法も多岐に渡るため、習熟には時間を要するのではないかと思います。(中略)
日本語の「そんなことしてはいけません」と言うときの「~ては」は、接続助詞の「~て」に「~は」が付いているので、韓国語で -는/은 が付き、後にネガティブな内容が来るという現象と非常に似ています。ただし、韓国語で日本語の「~て」に似ている -(아/어)서 に -는/은 が付く例はあるものの、日本語ほどは頻繁に用いられません。日本語話者で、ある程度韓国語ができるようになってくると、なんとなく意味は取れてしまうので深く考えなくても済むような場合も多いとは思うのですが、細かいところで様々な違いがあります。日本語の知識は活かしつつも、あくまで韓国語をしっかり観察して理解していくべきです。そして、韓国語でより上のレベルを目指すのであれば、連結語尾を巡る問題から目をそらすことはできないだろう、というのがわたしの考えです。(中略)
連結語尾に焦点をあてて解説していくものの、(略)他の要素を考慮しなければならないので、単なる連結語尾の使い方に留まらず、様々な文法事項について考えを深めることができると言えるでしょう。つまり、連結語尾を中心として、韓国語の総合的な理解を深めることができるというわけです。さらに、本書で引用している例文は、大部分がドラマのセリフから収集したものです。連結語尾だけでなく、話しことばに現れる多様な表現も一緒に学んでもらえると思います。
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著者プロフィール
黒島 規史(くろしま のりふみ)
専門は言語学で、特に韓国語の文法を研究。東京外国語大学大学院総合国際学研究科(博士後期課程)単位取得満期退学、博士(学術)。2020年に熊本学園大学に着任し、大学では韓国語の語学の授業や、専門的な文法論の授業などを担当。現在、同大学准教授。著作に『韓国語セカイを生きる 韓国語セカイで生きる:AI時代に「ことば」ではたらく12人』(浅羽祐樹、朴鍾厚(編著))、『究極の韓国語リスニング Vol. 1』(山崎亜希子氏・徐旻廷氏との共著)がある。YouTube・Podcast番組「ゆる言語学ラジオ」の監修を務め、不定期で出演中。
とんそく子のひとこと感想
とんそく子黒島先生の解説は信頼度120%で、安心して勉強できます。
内容はかなり本格的なので、最初から順に読むというより、自分の気になるところや知りたいところから先に読んでいくと、理解が深まりやすいと思います。
私は「-고と-(아/어)서の使い分け」のページから読んだのですが、ここまで細かく説明してくれている本が他にあっただろうか! と感動しました。
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