書籍内容紹介(出版社)
いい言葉は、ポジティブな思考をつくる。
子どもの力を引き出す、毎日使いたい言葉
あたり前のように毎日使っている言葉には、人の心を動かす力があります。使う言葉によって、人や自分を喜ばせることもできるし、逆に傷つけてしまうこともあるのです。本書は、子どもの自己啓発に取り組む著者が、子どもたちが正しく育つためにたくさん使って欲しいと願いながら集めた言葉を紹介します。「むりだよ」より「わたしにもできるよ」、「むずかしい」より「きっとうまくいくはず」など、言葉使いをひとこと変えるだけで、ポジティブにそして毎日が楽しくなります。言葉使いの大切さを教えてくれる絵本です。

プロフィール
コ・ジョンウク:韓国を代表する児童文学作家。1歳の頃、小児麻痺の後遺症で歩行不自由となる。『文化日報』新春文藝に応募した短編小説が入選し、作家デビュー。以来、障がいをテーマとした童話を多数発表して新たなジャンルを切り拓き、約340点・累計約450万部もの書籍を発行。
リリア:ラストレーター、絵本作家。アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。著書に『あおいアヒル』〔前田まゆみ 訳、主婦の友社〕がある。
藤田麗子:ライター&翻訳家。福岡県福岡市生まれ。訳書に『結婚も出産もせず親になりました~非婚のわたしが養子と作る〈新しい家族〉』(大和書房)、『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(ダイヤモンド社)、『マリーゴールド町 心の洗濯屋さん』(扶桑社)などがある。
とんそく子のひとこと感想

何気なく使っている言葉が、実は誰かを励ましたり、反対に傷つけたりするんだなあと、改めて気付かせてくれる1冊。毎日の中で、ほんの少し言葉の選び方を変えるだけで、気持ちが前向きになったり、物の見え方が少し明るくなったりするのかもしれません。
著者のコ・ジョンウク先生は、韓国を代表する児童文学作家。
1歳のときに小児麻痺を患い、歩けなくなった経験から「なぜ自分だけ…」と自信を失った時期もあったそうです。でもあるとき、自分が、自分自身に対して傷つける言葉をかけていたことに気づき、それからは「自分に勇気を与える言葉」を選ぶようになったと語っています。
障がいをテーマにした童話という新たなジャンルを切り開いてきた彼のことばには、静かだけれど深い力があります。『やさしいことば、ゆうきがでることば』——子どもにも、大人にも、そっと寄り添ってくれるような絵本です。
オンライン書店で購入する
