韓国の2週間の出来事をピックアップして紹介するコーナー。今回は、2月7日から20日までの出来事から、以下の三つのニュースをご紹介します。
韓国の放送各社が公式YouTubeで提供するニュース動画もぜひご覧ください!
記事の目次
尹前大統領に無期懲役の判決
윤석열(尹錫悦)前大統領に対する裁判で、서울중앙지방법원(ソウル中央地裁)は2月19日、尹被告に무기징역(無期懲役)の判決を言い渡しました。
尹前大統領は、2024年12月に「비상계엄(非常戒厳)」を宣言し、軍隊を国会に動員しようとした내란 우두머리(内乱首謀)の罪などに問われ、検察は死刑を求刑していました。
一方、尹被告側は「大統領の国家緊急権の行使は内乱に当たらない」と反発していました。
裁判所は、軍を動かして国会を封鎖しようとした行為が民主主義の秩序を破壊する重大な罪だと認定し、内乱罪が成立すると判断しました。
最高刑が言い渡されなかったことに対し、与党の더불어민주당(共に民主党)は批判する一方、尹政権を生んだ野党の국민의힘(国民の力)は尹被告との関係を断ち切るべきか、擁護すべきかで党内対立が続いています。
ビニールハウスで亡くなった外国人労働者に国が謝罪
韓国の대법원(最高裁)は1月29日、2020年に寒さの中でビニールハウス内の簡易宿舎で亡くなったカンボジア人労働者の死亡について、政府の責任を認める二審の判決を支持しました。
これは、2020年12月20日、경기도(京畿道)포천(抱川)の農場で働いていたカンボジア人女性の눈 속헹(ヌン・ソケン)さんが、マイナス18度の極寒の中、ビニールハウス内の宿舎で亡くなり、遺族が韓国政府を訴えたものです。
ビニールハウスの宿舎は暖房が故障しており、寒さから持病が悪化したとされています。
最高裁の判断を受けて、韓国고용노동부(雇用労働部)の김영훈(金栄訓)長官は、2020年に亡くなったカンボジア人女性労働者の遺族に対し、2月12日、謝罪の書簡を送り、適切な補償手続きを進めると表明しました。
書簡には、外国人労働者が劣悪な住環境に置かれないよう保護を強化し、繰り返さないようあらゆる努力を尽くすと記されています。
お年玉と社会人が親に渡す小遣い、今年の相場は?
2月17日に今年の설날(旧正月)を迎えた韓国。年々物価が上がる中で、頭を悩ませるのが「세뱃돈(お年玉)」です。
旧正月に家族や親戚が集まると、「세배(歳拝)」という新年のあいさつを交わします。子どもたちが親や親戚の大人に向かい、「큰절(クンジョル)」という、立った状態から座って深々と頭を下げるお辞儀をすると、大人たちは「덕담(徳談)」というお祝いの言葉をかけながらお年玉を渡すのです。
関連ニュース動画では、オンライン決済・送金サービスの「카카오페이(カカオペイ)」による今年のお年玉の相場が紹介されています。
現金を使うことが少なくなり、ATMも減っているため、直接会って新年のあいさつを交わさずにお年玉を渡すことも多くなっているようです。
カカオペイの調べでは、昨年中高生に対するお年玉の額で一番多かったのは5万ウォン(約5,350円)でしたが、今年は10万ウォン(約10,700円)だったそうです。
また、韓国では社会人の子どもが親に対して용돈(小遣い)を渡す習慣がありますが、同じくカカオペイの調べによると、その額は平均で22万7,000ウォン(約24,300円)となっています。
韓さんのニュース+α「大法廷に立たされることがなかった元大統領は誰?」
1 전두환(全斗煥)
2 노무현(盧武鉉)
3 박근혜(朴槿恵)
紹介した3つのニュース、いかがだったでしょうか? 紹介したニュース動画はいずれも2分前後のものです。聞き取り練習にぜひ生かしてみてください。


