※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

今回皆さまにおすすめしたい舞台はミュージカル「HOPE」です。
以前も一度ご紹介したことのある作品ですが、昨年、韓国オリジナルミュージカルのアワードである예그린뮤지컬어워드(イェグリン・ミュージカル・アワード)で올해의 뮤지컬상(今年のミュージカル賞)、올해의 배우상(今年の俳優賞) ー김선영(キム・ソンヨン)、극본상(脚本賞)ー강남(カンナム)を受賞。
제4회 한국뮤지컬어워즈(第4回韓国ミュージカルアワーズ)では프로듀서상(プロデューサー賞)、연출상 (演出賞)、극본상など何と8관왕 (8冠)に輝き、昨年最もミュージカルファンから愛された作品と言えるでしょう。
恋人からもらった未完成の原稿を一生大切に持っていた母のように、自らもその原稿を大切に持っていたホープは、原稿の所有権を問う裁判に立つことになります。
舞台では裁判のシーンとホープの過去を行き来しながら彼女の人生を描きますが、原稿を持っていることが自らの生きる理由と思っているホープに、原稿(舞台では原稿を擬人化したKという人物が出ます)は、「]넌 수고했다, 넌 충분했다, 넌 살아 냈다(あなたは頑張った、十分だ、生き抜いた)」と言って(歌って)くれます。
この作品が昨年最も愛された理由は素晴らしい演技、歌、演出など色々あると思いますが、何よりも観客一人ひとりに「あなたは十分頑張った、遅くないし、あなたはこれから輝く」と語り掛けて癒し、元気を与えたからだと思います。
観客の年齢層も幅広く、男性の観客も多かった客席で、ホープと一緒に泣く観客を見て、みんなの心をこの作品が優しく抱いてくれたような気がしました。
今年のホープは、ずっと日本で活躍をしていた김지현(キム・ジヒョン)さんが、昨年に引き続き演じるキム・ソンヨンさんと共に演じます。
「努力をしないと得るものはない」という言葉を座右の銘に常に最善を尽くしてきたキム・ジヒョンさんがどんなホープを見せてくれるのか、見る前から胸が熱くなります。
コロナでいつ幕が下りるのか分からない今の状況、希望を見つけるのが難しい今、皆さんにもミュージカル「HOPE」が癒やしと希望を与えてくれることを祈ります。
公演期間:2020年11月19日〜2021年2月7日
場所:두산아트센터 연강홀(斗山アートセンター 蓮崗ホール)


