
韓国のドラマや映画、社会ニュースに触れる中で、その背景にある歴史や制度、価値観について疑問を感じたことはありませんか。
本講座では、韓国社会に関する基礎的なテーマを取り上げ、成り立ちや現在の姿をひもときながら、理解を深めていきます。
講座概要
全3回のレクチャー形式の講座では、韓国社会に関する話題を中心に、文化や制度、価値観など、日常ではあまり深く考える機会のないトピックをやさしく丁寧に解説します。
各回の最後には、参加者同士で感想を共有する時間も設けています。
講義のあとは、参加者同士で感想をシェアする時間も設けています。「へぇ〜」と思ったこと、疑問に思ったことなどをお互いに話すことで、理解をさらに深めましょう。
テーマ(全3回)
第1回|「海外養子縁組とは? その歴史と課題」
韓国ドラマや映画に出てくる「海外養子縁組」。韓国から海外の新しい家族に迎え入れられた子どもの数は16万人以上といわれています。
海外養子縁組はどういった経緯で増加し、養子となった子どもはどのような人生を歩んでいったのでしょうか? また、自らのルーツを探す過程で知った問題とは何か? 現在の状況も見ていきます。
第2回|「韓国の自殺問題とその背景」
OECD諸国の中で最も自殺率が高い韓国。なぜ自殺率が高いのでしょうか?
統計をもとにどのような特徴があるかを把握し、競争社会の負の側面や家族観の変化、福祉制度、メディアの影響など、自殺をめぐる複雑な背景とその対策を見ていきます。
第3回|「韓国人とAPT 〜なぜマンションにばかり住むの?〜」
飛行機で韓国に近づくと、眼下に広がる高層ビル群。韓国の人々の生活の基盤となる住宅の中心が、「アパート(APT)」となったのはいつ頃からでしょうか?
家を借りる際のチョンセ制度や、高騰する不動産事情、地域名が表す不動産のステータス、などを分かりやすく解説します。
こんな方におすすめ!
- 韓国ドラマや映画をもっと深く楽しみたい人
- 韓国社会の背景を知りたい人
- 韓国語の学習と合わせて、社会・文化の知識も身につけたい人
授業の流れ
- 各回のテーマについて、講師がレクチャー形式で丁寧に解説
- 講座の最後に、参加者同士での感想シェア・ミニディスカッション(10〜15分程度)
講座の詳細
【 木曜日、全3回コース 】
7/10、7/24、8/7
19:30〜20:50(80分)
10,500円(税込み)
8人
※欠員募集先着順(キャンセル待ちあり)
※最少催行人数3人
ハングルが読める方が対象
※講座は日本語で進めますが、資料中に韓国語が登場する場合があります
Zoomリアルタイム受講
※授業では録画を行います。授業動画は講座受講者に限り一定期間視聴できますので、ぜひ復習などにお役立てください。
お申し込みは、下記のリンクボタンからお申し込みいただけます。お申し込みの詳しい手順に関しましては、下記ページをご参照ください。
【メールアドレスに関して】
※授業の動画リンクや資料をお送りする場合にエラーで送れない事例が多発しているため、連絡先のメールアドレスは携帯電話のキャリアメール(@docomo.ne.jpや@softbank.ne.jp、@ezweb.ne.jpなど)以外のアドレス(Gmailなど)をご入力ください。
下記リンクをクリック後、現れたフォームに必要事項をご記入の上、送信ボタンをクリックしてください。
※お申し込み時に必ず【韓国語学習歴】と【取得資格】を備考欄にご記入ください。
講師からのメッセージ

今や映画やドラマだけでなく、YouTubeやInstagramなどのSNSで、韓国についての情報が無限に入ってくるような時代になりました。その分、これってどういうことなんだろうと気になったり、もっと知りたいと思うこともあるのではないでしょうか。
この講座では、そんな韓国社会の気になることを丁寧に解説していくものです。ところどころで、キーワードとなる韓国語も紹介していく予定です。
講師プロフィール

한흥철(韓興鉄)
翻訳/韓国語講師/編集業
横浜で生まれ、1980年代を主にソウルで過ごし、横浜へ。2002年の『韓国語ジャーナル』(アルク)創刊号から『韓国語学習ジャーナルhana』最新号まで、毎号、ニュースや社会関連の記事を担当。社会が変化していく様を追うのが好きです。
共著に『なるほどこれが韓国か 名言流行語造語で知る現代史』(朝日選書)、『K-POP bibimbap 好きな人をもっと深く知るための韓国文化』(池田書店)、訳書にキムイェスル『キャンドル革命 政権交代を生んだ韓国の市民民主主義 写真集』(コモンズ)、トンイ『ねこ8匹分の幸せと暮らしています。』(KADOKAWA)など。