初級から中級、そして上級に上がるためには、必ず乗り越えないといけない学習の壁というのがいくつかあります。
「間接話法を自由自在に使える」とか、「ことわざや慣用句を使いこなせる」とか、「難しい文型を使って表現できる」ということも中上級学習者だと言える要素です。
そして、「自動詞と他動詞を自然に使い分け、適切に使うこと」もその1つです。
自動詞と他動詞をしっかり身に付けて、より豊かな韓国語表現ができるように一緒に練習していきましょう。
自動詞、他動詞とは何か
そもそも「自動詞と他動詞とは何か」を知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
「治る」と「治す」
第13弾は、日常生活でよく使う「治る」と「治す」です。

自動詞、他動詞、それぞれの活用した形も見ていきましょう。
治りました | 治ります | (未来/予定)治ります |
나았어요 | 나아요 | 나을 거예요 |
治しました | 治します | (未来/予定)治します |
고쳤어요 | 고쳐요 | 고칠 거예요 |
では、自動詞と他動詞、どちらを使うのかに注意しながら、例文を見ていきましょう。
감기가 안 나아.
補足①) 「治らない」は、안 나아/안 낫는다または낫지 않아/낫지 않는다と表現すれば良いでしょう。
風邪が治らない。
병을 고치고 싶어.
病気を治したい。
補足②) 「(病気を)治す」は、고치다の他に치료하다(治療する)を使っても良いでしょう。
감기는 나았어? 괜찮아?
補足) 「心配だ」は걱정하다ではなく걱정되다と表現します。自分の意思で相手のことを心配するのではなく、相手のことが(自然に)心配になることなので걱정되다(心配される)と表現します。反対に「心配する」は걱정하다と表現すれば良いでしょう。
風邪は治った? 大丈夫?
걱정되니까 빨리 고쳐(치료해).
心配だから早く治して。
이 약을 먹으면 병이 금방 나을 거예요.
この薬を飲めば、病気はすぐに治るでしょう。
이 약으로 병을 고칠 수 있을 거예요.
この薬で病気を治すことができるでしょう。
두통이 나을 때까지 푹 쉬세요.
頭痛が治るまでゆっくり休んでください。
나쁜 버릇을 고치는 건 어렵다.
悪い癖を治すのは難しい。
作文問題に挑戦しよう
問題1
風邪を引いたと聞いたけど、大丈夫ですか?
B : 네, 약을 먹었더니 바로 _____________.
はい、薬を飲んだらすぐに治りました。
A : 다행이네요. 환절기이기도 하니까 너무 무리하지 마세요.
良かったですね。季節の変わり目でもありますからあまり無理しないでくださいね。
B :네, 마리 씨도 조심하세요.
はい、マリさんも気をつけてくださいね。
나았어요
問題2
あの医者がそんなに有名な方なの?
B : 응, 아프리카에서 많은 아이들의 병을 _________ 의사래.
うん、アフリカでたくさんの子どもの病気を治した医者だって。
A : 그렇구나. 대단하네.
そうなんだ。凄いね。
B :응, 그 체험을 쓴 책도 나왔다고 하니까 읽어 보려고 해.
うん、その体験を書いた本も出たというから読んでみようと思う。
고친
問題3
寝る前にゲームをする習慣は治した?
B :아니, 노력은 하고 있는데 좀처럼….
ううん、努力はしているけどなかなか…。
A : 그렇구나. 노력을 하고 있는 것만으로도 충분히 대단하잖아.
そうなんだ。努力をしているだけでも十分凄いじゃん。
B :응, _______________ 열심히 해 볼게. 고마워.
うん、治せるように頑張ってみるね。ありがとう。
고쳤어
고칠 수 있도록
問題4
彼女と別れてまだ悲しいですか?
B :네, 마음의 상처는 잘 ______________.
はい、心の傷はよく治らないですね。
A : 시간이 지나면 분명히 ______________.
時間が経てば、きっと治ると思います。
B :그렇겠지요. 아직은 시간이 좀 더 필요한 것 같아요.
そうですよね。まだもう少し時間が必要だと思います。
안 낫네요
나을 거예요
いかがですか?
韓国語の表現力を上げる上で自動詞と他動詞を使いこなすことは、とても大事な学習テーマの1つです。
単語の意味だけを並べて覚えるのではなく、必ず文としてまとめて覚えるようにして、自動詞と他動詞を制覇していきましょう。
그럼 오늘도 좋은 하루 보내세요!!^^
それでは、今日も良い1日をお過ごしください。
