15分でハングルが読めるようになる! 『123! 韓国語』で韓国語の子音「激音」「濃音」を学ぶ

15分でハングルが読めるようになる! 『123! 韓国語』で韓国語の子音「激音」「濃音」を学ぶ

皆さん、こんにちは。

『123! 韓国語』著者の一人、稲川右樹(いながわゆうき)と申します。よろしくお願いします。

15分でハングルが読めるようになるシリーズ。3回目は前回に引き続き、韓国語の「子音」について説明します。

※この記事は動画の内容を要約したものです。発音や確認問題は動画を見ながら学ぶことを推奨します。
※この動画で使っている教科書は『123! 韓国語』。本記事は教科書のSTEP 5(22〜23ページ)の内容です。

ハングルの子音字について動画で学ぶ

今回はSTEP 5(『123! 韓国語』22〜23ページ)を学習します。前回、田聖実(チョン・ソンシル)先生と韓国語の「子音」を学びましたが、今回新しく学ぶ「子音」は、日本語話者が韓国語の発音の中で苦手な発音とされる「激音」と「濃音」です。一緒に克服しましょう。

韓国語の子音は「平音」「激音」「濃音」の3つある

「平音(へいおん)」とは

平音とは、『123! 韓国語』のSTEP 3と4ですでに学んだ子音のㄱ、ㄴ、ㄷ、ㄹ、ㅁ、ㅂ、ㅅ、ㅇ、ㅈのことで、韓国語の基本となる子音です。そして、平音の中でもㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅅ、ㅈをアレンジして発音するのが「激音」「濃音」です。

「激音(げきおん)」

まずは激音から確認していきます。激音がどういう音かというと、下の表の激音のところを見ると、アルファベットの右側に吹き出しが付いていますよね。これが何かというと、息をハーッと出すことを表しています。

韓国語の子音「平音」「激音」

発音のポイント

激音がどんな音かというと、先ほども少し言及したように平音に「息が混じった音」になります。どのように練習したらいいか、練習方法を1つご提案します。

皆さん、一度ため息だけで話をしてみてください。ため息だけで話すということがどういうことかというと、実は喉を痛めたときは息だけで話しています。これは息で「声」を作っていくわけですが、この状態で平音の「가、다、바、자」と発音をすると、完璧な「카、타、파、차」という激音になります。

息だけの状態で話すのを100%とすると、ずっとこの状態で話すのは大変なので、100%の状態から少し息を減らして声を混ぜていきましょう。息が混ざらない平音のときは口を開けて発音するだけですが、そこに息を少し混ぜたのが分かるぐらいで発音をします。

練習の仕方としては、息を思いっ切り混ぜたところから、少しずつ抜いていきます。息を100%混ぜた状態を自分で体験して、少しずつ声を混ぜていくと激音の発音ができるようになります。

何度も繰り返し練習することが大切です。激音はとにくかく息をハーッと混ぜて、ため息混じりに言うのがおすすめです。

「濃音(のうおん)」

次に濃音を見ていきます。下の表の濃音を見ると、子音字がダブルになっているのが分かるかと思います。

韓国語の子音「平音」「濃音」

発音のポイント

濃音は、激音とは反対に息を一切入れずに発音します。濃音を発音するときは、喉をキュッと緊張させることがポイントです。弓を引き絞るようにキュッと喉を締めて、ポンっと出してみてください。

このときにどうしても激音のように息が混ざって発音してしまう人がいるのですが、日本語話者におすすめなのが、小さい「ッ」を意識して発音するようにすると、濃音の発音が出しやすくなります。

小さい「ッ」を意識しても、息が出てしまう場合は、小さい「ッ」+「ガ」などの濁音を発音するようにすると、息が出なくなるため濃音の発音に近くなります。

「ㅆ」に関しては、「ㅅ」自体が息漏れを含んだ音であるため、息をためて発音をしてみてください。

濃音の発音が難しい場合は、濁音寄りにしてみるのがおすすめです。

次回予告

次回の動画では、『123! 韓国語』のSTEP 6「合成母音」を引き続き、稲川右樹先生と学ぶ予定です。

この動画記事で使用している教科書

123!韓国語 入門〜初級
123! 韓国語 入門〜初級
著者:稲川右樹、金玄謹、池成林、田聖実
定価:2530円(本体2300円+税10%)

この記事を動画で見る

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