韓国語で「話す力」を支える6つの要素

スピーキング力アップへの道!韓国語で「話す力」を支える6つの要素

総合的に韓国語のスピーキング力をアップするためにはどんな力が必要なのか。

『hana』編集部では、韓国語のベテラン先生たちのアドバイスを参考にしながら、「話す力」を支える要素について次のように整理してみました。

1 発音力

発音、抑揚など、音に関する能力。母音、子音、パッチムの発音、発音変化、抑揚、さらにリズム、どうのように区切って話すかまでも含まれます。母語話者の発音や抑揚を聞き分けて、自分なりにそしゃくする力も含まれます。

発音力

2 構文力

自分の中に蓄えてある語彙と文法を使い、言いたいことを文にする力です。話すことは、頭の中で作文を行い、それを口に出す作業だと言うこともできます。

構文力

3 言葉にする力

言葉を口に出して言う力で、発音とは区別されます。聞かれたことにすぐ返答する反射神経に始まり、言いたいことを頭の中で考えずに口に出していく力、相手に効果的に伝達する力までを含みます。

言葉にする力

4 やりとりする力

実際のスピーキングでは敬語、ぞんざい語、かしこまった口調、くだけた口調など、相手や状況に合わせて言葉を変える必要があります。また、相づちなどリアクションも重要なスピーキングの能力といえます。

やりとりする力

5 表情・しぐさ

人は会話における意思疎通の半分以上を、言葉以外に頼っているといわれています。表情のようにかなりの部分で共通するものもあれば、文化によって大きく異なるしぐさもあります。

表情・しぐさ

6 知識・話題

何かの話題について語るとき、それについての知識がまったくないと話が広がらないですし、会話自体成り立たないこともあります。韓国の人と交流する上では韓国についての一定の知識が求められます。

スピーキングにおいては、これらの全ての項目をバランスよく育てることが重要ですが、学習者ごとに志向の違いはあるでしょうし、得意不得意もあるでしょう。

知識・話題

具体的な目標を設定する

大事なことは、漠然と上達したいと思うのではなく、まずは具体的な目標を設定し、そのためにどの要素をどう鍛えるのかについて考えること。

そうしたことを検討するためにも、自分の現状について自己採点を行って把握しましょう。

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