ソウルでカフェに行くなら聖水より、隣の街・ソウルの森へ

韓国旅行の楽しみのひとつでもあるカフェ巡り。
以前は성수(ソンス)(聖水)に有名なカフェが多くありましたが、最近は聖水の隣の街・서울숲(ソウルスプ)(ソウルの森)近くにセンスのいいカフェがオープンしています。

カフェでテイクアウトをして、近くの公園でひと息つくのも◎。おしゃれさんが多く集まる街・ソウルの森の近況をお届けします。

昔ながらの小豆パッビンスがおいしい「東氷庫」

ここ数年、韓国はフルーツの빙수(ピンス)(ピンス、かき氷)が流行っているため、昔ながらの小豆の팥빙수(パッピンス)(パッピンス、小豆かき氷)を売るお店が少なくなったように感じます。
망고(マンゴ)(マンゴー)や딸기(タルギ)(イチゴ)のピンスももちろんおいしいですが、やはりピンスと言ったらパッピンス。そんなパッピンスにこだわりを持つチェーン店が「동빙고(トンビンゴ)(東氷庫)」です。

후르츠 빙수(フルチュビンス)(フルーツピンス)ほどの“映え”はありませんが、これぞパッピンスなビジュアル。

国産小豆がたっぷりのって8500ウォンと価格も良心的です。小豆の上には(トク)(お餅)があるのもGOOD!

テラス席で行き交う人を眺めながらお茶するのも旅先では楽しいもの。
冬場は단팥죽(タンパッチュク)(お汁粉)がおすすめです。

동빙고 東氷庫
서울시 성동구 서울숲4길 28
0507-1460-0993
11:00~22:00(LO21:30)
無休

こだわりのコーヒーを楽しめるカフェも続々オープン

聖水はアパレルショップがずいぶんと増え、不動産の高騰もあってか、こじんまりとしたカフェが少なくなってしまいました。

そこでおすすめなのが、ソウルの森方面。オーナーのこだわりが感じられる個人経営のカフェや韓国初進出のカフェなど、規模はそこまででもコーヒーの味や居心地のよさで勝負しているカフェが点在しています。

5月にオープンした「더커피(ドコピ)(ザ・コーヒー)」。

日本のコーヒー文化に感化されたブラジル出身の兄弟が開いたカフェで、パリやバルセロナなど、ヨーロッパに多く出店、アジアでは初進出となるためオープン当初は行列必至に。

今は落ち着きましたが、それでもカフェの前で写真を撮っていく人が多くいました。

自家製のイチゴシロップが入った、日本語がそのまま使われている이치고 말차(イチゴ マルチャ)(イチゴ抹茶/6500ウォン)と、チョコチップが潜んでいて独特の食感が楽しい아이스 바닐라(アイス バニルラ)(アイスバニラ/6500ウォン)。

スターバックスコリアよりも低い値段設定で、アメリカーノも4300ウォンでオーダーできます。

더커피 성수 ザ・コーヒー聖水
서울시 성동구 서울숲2길 27
0507-1327-6846
10:00~20:00
無休
Instagram

こちらはソウルの森近くの路地にある「타입스(タイプス)」。
オーナーとその彼女が経営するカフェで、地元の人々に愛されるカフェという感じです。

レモンや梅エキスが入ったソーダにパクチーが飾られたシグネチャードリンク・그린 타입(グリン タイム)(グリーンタイプ)(6000ウォン)。
その隣にはマシュマロにかわいい顔が描かれた크로핀(クロピン)(クロフィン)(4500ウォン)が。

타입스 タイプス
서울 성동구 서울숲4길 26-24
11:00~22:00(LO21:30、日曜は~19:00(LO18:30))
月曜休み
Instagram

この界隈は聖水よりも住宅街に近いので、こんなローカルな風景にも出合えます。

都会のオアシス! ソウルの森にも立ち寄ってみよう

カフェが多く集まるエリアのすぐ横には、ソウルの森という大きな公園もあります。
この季節は緑が生き生きとしていて、散歩をするだけで森林浴をしたような気分に。

前出の「ザ・コーヒー」の角を曲がると公園のゲート4の出口につながります。
カフェからすぐなので、コーヒーやデザートを買って公園でピクニックするのもおすすめ。

アジサイがきれいな季節。
今年の予報では7月中旬まで梅雨になると言われていますが、最近はあまり雨が降っていません。

何かの管を再利用したのでしょうか。
なかでは할머니(ハルモニ)が손자(ソンジャ)(孫)と思しき子におやつをあげていました。

韓ドラの撮影に使われそうな小道やオブジェも。
平日は空いていますが、週末は家族連れでにぎわいます。

韓国の公園と言ったら!の健康器具もたくさんあります。
日本の公園に比べ、まだまだいろいろな遊具が残っている韓国。

買い物や観光に疲れたら、地元の人の暮らしをのぞきに、公園に足を運んでみるのもいいでしょう。

もっと知りたいハナタス


SHARE

韓国語講座を探すLesson