X(旧Twitter)で大人気だった、山本光輝先生の「#訳しにくい韓国語」が「ハナタス」の連載で復活しました!
毎回、韓国語に訳しにくい日本語を、クイズ形式で3問ずつ出題していきます。
これ、韓国語で言えますか?
1. 赤点
2. 路頭に迷う
3. 縁もゆかりもない
ススキ編、アヤメ編に続く、今回の訳しにくい韓国語のHANA(花)言葉は、それぞれの頭文字を取り「アロエ編」です!
個人的に私はアロエヨーグルトに目がありません! (사족을 못 써요!) 今回はこの記事を読破し、そのアロエを食べ尽くしましょう!
ではいつものように、まずは何も調べずに、今持っている皆さんの知識を総動員して、以下の空欄に当てはまる韓国語の表現を考えてみてください。
 ハナタスくん+ボタンをクリックすると、模範解答が出てくるよ!
(    )前後の文法的な接続にも注意してね。
問題1
今回の試験で赤点を取ると留年する可能性が高くなる。
낙제점
問題2
お金を借りる時はいいが、返せないとそのまま路頭に迷うことになる。
길거리에 나앉게 된다
問題3
脱サラして縁もゆかりもないこの地で農業を始めました。
아무런 연고도 없는
韓国語でこう言う!
答えはそれぞれ
1. 赤点 → 낙제점
2. 路頭に迷うことになる → 길거리에 나앉게 된다
3. 縁もゆかりもない → 아무런 연고도 없는
でした。皆さんが知恵を絞って、考え抜いた答えはいかがでしたか?
以下で少し今回の問題の解説をします!
赤点 → 낙제점
〈落第点〉という漢字にハングルを当てはめた語彙がこの낙제점です。これが日本語で俗に言う「赤点」となります。留年は例文にもある通り유급〈留級〉、また受験の一浪は재수〈再修〉、二浪なら삼수〈三修〉と言います。
路頭に迷う → 길거리에 나앉다
앉다(座る)は의자에 앉다(椅子に座る)のような物理的な動作を表しますが、나앉다 は財産等を失い、落ちぶれる様子を比喩的に表します。
길거리에 나앉다で道端で力なく呆然としている様子をイメージしてみてください。そうすると路頭に迷っている姿が思い浮かびますよね。
また길거리를 헤매다という表現は、基本的には文字通り、道に迷ってさまようことを表しますが、その一方で比喩的に「路頭に迷う」という意味になる場合もあります。
縁もゆかりもない → 아무런 연고도 없다
연고は〈縁故〉と漢字を当て、아무런 연고도 없다 で、直訳は「いかなる縁故もない」となり、これがつまりは「縁もゆかりもない」という表現になります。
第3回の訳しにくい韓国語はこれで終わりです! アロエ編はいかがでしたか? また次回も勉強熱心な皆さんのために、新たな「訳しにくい韓国語」を考えておきたいと思います!

