「どんなことを話しても大丈夫。友達や家族のように、気楽に話せる先生でありたい。」
韓国語の文章を、意味だけで終わらせず、その奥にある思いや言葉の味わいまで楽しめるよう導いてくれるのが、李善美(イ・ソンミ)先生です。
出版編集者、翻訳者、作家として、長年にわたり言葉と向き合ってきた李善美先生。hana+で毎日更新されている韓国語エッセイ「一日一文」の作者でもあります。
授業で大切にしているのは、どんな意見や感想も安心して伝えられる、温かく気楽な雰囲気。
作家本人の言葉と朗読に耳を傾けながら、韓国語を「理解する」だけでなく、感じ、考え、自分の言葉で表現する楽しさに出会える授業です。
李善美先生からのメッセージ動画
柔らかな笑顔と、親しみのある穏やかな語り口。動画では、現在暮らしている仁川の話や、受講者と一緒につくりたい授業の雰囲気について語っています。
講師プロフィール

이선미(李善美)
出版編集者/作家/韓国語講師
大学で日本語日本文学を専攻。卒業後は出版社で編集者として勤務し、日本語・日本文学・日本文化、および韓国語・韓国文化に関する書籍の企画・編集に携わる。以前、子どもたちに韓国の伝統文化を伝える本を執筆したことをきっかけに、作家としても活動を始める。依頼に応じて、大学の休暇期間中の特別講義で、日本の大学生に韓国語を教えた経験もある。韓国語教員資格3級保有。翻訳書に 『쓰나미의 아이들(「つなみ」の子どもたち)』、『학교를 찾습니다(不登校児 再生の島)』 (パダ出版社刊)があり、著書に『나의 첫 자유여행, 도쿄(はじめての自由旅行、東京)』 (東洋ブックス刊)、『こんなとき こういう!リアル韓国語会話術』(HANA刊)などがある。また、hana+にて「一日一文」を連載している。
声と言葉への思い
李善美先生の授業で印象に残るのが、穏やかで耳に心地よい声です。特に「一日一文」の朗読では、文章のリズムや余韻まで伝わり、書かれた言葉が生き生きと立ち上がります。
その声と言葉への感性は、幼い頃から育まれてきたものです。
子どもの頃は、ソウル方言を自然に使って暮らしていたという李善美先生。言葉の間違いを何より嫌ったお父さまから、一つ一つ正しい言葉を教わり、数え切れないほどの「韓国語の宿題」を出されていたそうです。先生自身も、言葉について学ぶことを楽しんでいました。
学生時代には、周囲の人たちが李善美先生の朗読を楽しみにし、「アナウンサーになったら」と勧められることもたびたびあったといいます。
やがて、言葉を味わい、声に出して伝える喜びは、人生における大きな楽しみになりました。
李善美先生が目指すのは、文章を読むことと、声に出して語ることが一つにつながる授業。「一日一文」を目で追うだけではなく、朗読を通して韓国語の響きやリズムを感じ、自分の言葉として表現するところまで一緒に楽しめる時間です。
授業スタイル・ポリシー
李善美先生が授業で大切にしているのは、受講者がリラックスして参加できる、温かい雰囲気です。
「一日一文」を読み、さらに音読できる受講者は、すでに韓国語を熱心に学び、高い力を身につけている人たち。だからこそ、授業では正解を気にして身構えるのではなく、感じたことや考えたことを自由に話してほしいと考えています。
どんなことを言っても大丈夫。どのような感想を持っても大丈夫。
教師から一方的に答えを与えるのではなく、一つの文章を囲みながら、先生と受講者、そして受講者同士が声を交わす時間を大切にしています。
目指しているのは、友達のように親しみやすく、ときには家族のように安心でき、どんな相談や話も気軽にできる先生です。
李善美先生に聞きました!
- 出身地:ソウル
- 趣味:音楽鑑賞、美術・彫刻鑑賞
- 好きな食べ物:トッポッキ、キムチチゲ、おでん鍋、ビビン麺、刺身
- 苦手な食べ物:ホンオサムハプ(発酵エイ・茹で豚肉・キムチを一緒に食べる韓国料理)、血入りスンデ
- 長所:人が好きなところ
- 短所:疲れやすいところ
- モットー:善い行いには、必ずよい結末がある。
- 最近ハマっていること:ビーズでブレスレット作り
- 朝型 or 夜型:夜型
- ストレス解消法:外へ出て風に当たること
- 自分を一言で表すと?:センスがあって優しいおばさん
- 好きな言葉:내일 걱정은 내일이 할 것이다.(明日のことは明日が心配してくれる)
担当講座
作家と読む!「一日一文」で味わう韓国語エッセイ講座

hana+で毎日更新されている、李善美先生の韓国語エッセイ「一日一文」。
一つ一つは短い文章ですが、そこには作家が選び抜いた言葉や、あえて文章に書かなかった思い、韓国の暮らしや文化、ものの見方が込められています。
本講座では、毎回「一日一文」から2作品を取り上げ、作者である李善美先生と一緒に読み進めます。
作品を音読し、語彙や表現、文章の流れを確認した後は、作品が生まれた背景や、その言葉を選んだ理由を作家本人が解説。翻訳だけでは捉えきれない韓国語の語感や、似た表現のニュアンスの違いにも触れていきます。
そして、この講座の魅力の一つが、李善美先生自身による朗読です。
穏やかな声で読まれる「一日一文」に耳を傾けることで、文字を追うだけでは気付きにくい韓国語の響きやリズム、文章に込められた感情や余韻を感じられます。
さらに、作品について受講者同士で意見を交わし、学んだ表現を使って短い文章を書くことで、「読む力」を「聞く力」「話す力」「書く力」へとつなげます。
韓国語をただ「理解する」だけでなく、作品を通して感じ、考え、伝えることを楽しみたい方におすすめの講座です。
最後に
文章には、辞書で意味を調べるだけでは見えてこない世界があります。そして、書かれた言葉を声に出して読むことで、初めて感じられるリズムや余韻もあります。
李善美先生自身の朗読に耳を傾けながら、「なぜこの言葉を選んだのか」「文章には書かれていない部分に、どのような思いが込められているのか」を一緒に読み解くことで、短い一文からもさまざまな発見が生まれます。
李善美先生の授業は、正解を探すことだけを目的とせず、一人一人が感じたことや考えたことを安心して言葉にできる時間です。
韓国語の美しい表現を味わいたい方、「一日一文」をもっと深く楽しみたい方、そして韓国語で自分の思いを表現する力を育てたい方におすすめです。
温かく気さくな李善美先生と一緒に、韓国語の文章を「読む」から「味わう」へ、一歩深めてみませんか。
