韓国の2週間の出来事をピックアップして紹介するコーナー。今回は、2月21日から3月6日までの出来事から、以下の三つのニュースをご紹介します。
韓国の放送各社が公式YouTubeで提供するニュース動画もぜひご覧ください!
全南光州特別市が7月1日に誕生
韓国の行政区域は現在、大きく9つの도(道)と8つの特別な(市)に分かれています。8つの市の内訳は、특별시(特別市)が1つ、광역시(広域市)が6つ、특별자치시(特別自治市)が1つとなっています。
首都圏への一極集中と地方消滅が深刻な問題となる中、地方の道と特別な市を統合した통합특별시(統合特別市)を設ける法案が、3月2日に国会で可決されました。
これは、地方の自治体を統合することで行政の効率化や規模の経済化を実現し、地域を活性化させることを目的としています。
その第1号となったのが、韓国南西部に位置する전라남도(全羅南道)と광주광역시(光州広域市)を統合した전남광주통합특별시(全南光州統合特別市)です。
統合特別市は서울특별시(ソウル特別市)に準じる位置づけとなり、権限が付与されます。また政府は、4年間で最大20兆ウォン(2.1兆円)を支援するとしています。
6月3日に予定されている地方選挙では、この全南光州統合特別市の市長を選ぶ選挙が行われ、7月1日に正式に発足する予定です。
光州市が직할시(直轄市)として全羅南道から分離したのは1986年であるため、今回の統合は40年ぶりとなります。
全羅南道の人口は約178万人、光州の人口は約139万人なので、両地域を合わせると約317万人の統合都市が誕生することになります。
出生率が2年連続で上昇。0.8に
世界で출산율(出生率)が最も低いと言われてきた韓国。しかし、もしかしたら昨年、その座から脱したかもしれません。
2月25日、국가데이터처(国家データ処)によると、1人の女性が一生の間に生む子どもの数に相当する합계출산율(合計特殊出生率)は0.80で、2023年に記録した0.72から、2024年、2025年と2年連続で上昇しました。
台湾の25年の出生率は0.72と推測されていることから、韓国は今年、出生率が世界で最も低い国とは言えなくなりそうです。
出生率上昇の背景には、出産適齢期を迎えているのが人数の多いベビーブーマーの子ども世代であること、新型コロナウイルス後の反動で婚姻が増えたこと、政府や自治体による出産奨励策の効果が現れ始めたことなどが挙げられています。
ちなみに、出生率が最も高い地域は全羅南道で1.10人、最も低いのはソウルで0.63人です。
韓国政府、Googleに高精密地図持ち出しを条件付き許可
日本で普段から使っていた구글 지도(Googleマップ)が、韓国では十分に使えず、不便に感じた方も多いかもしれません。しかし、まもなく韓国でも、Googleマップだけで目的地にたどり着けるようになりそうです。
韓国政府は2月27日、米国のGoogle社が求めていた1:5000スケールの高精度地図データの搬出を承認しました。
국토교통부(国土交通部)や외교부(外交部)、국방부(国防部)などで構成される協議体は、Google側が厳格な条件を遵守することを前提に許可を出したと発表しています。
Googleは2007年と16年にも高精度地図の使用許可を申請していましたが、韓国政府は安全保障を理由にこれまで却下してきました。
しかし現在、米国に本社を置く電子商取引企業쿠팡(クーパン)をめぐり、韓国政府が米国企業を不当に扱っているとして米国政府から圧力を受けていたことから、その影響があったのではとの見方もあります。
韓国では、네이버(ネイバー)や카카오(カカオ)などのプラットフォーム企業が提供するデジタル地図が主に使われてきました。しかし、Googleマップが本格的に国内市場に参入すれば、飲食店の利用や配送、自動運転などの分野でGoogleへの依存度が高まる恐れがあるとの指摘もあります。
韓さんのニュース+α「韓国で最も面積が広い道は?」
1番目に取り上げたニュースに関するクイズです。次の3つのうち、韓国で最も面積が最も広い道はどれでしょうか?
1 강원도(江原道)
2 경상북도(慶尚北道)
3 제주도(済州道)
紹介した3つのニュース、いかがだったでしょうか? 紹介したニュース動画はいずれも2分前後のものです。聞き取り練習にぜひ生かしてみてください。

