韓国の2週間の出来事をピックアップして紹介するコーナー。今回は、5月16日から30日までの出来事から、以下の三つのニュースをご紹介します。
韓国の放送各社が公式YouTubeで提供するニュース動画もぜひご覧ください!
記事の目次
韓国スターバックスの販促イベントが不買運動に発展
韓国の스타벅스(スターバックス)の販促イベントが、国内で大きな反発を招き、不買運動にまで発展しています。
問題となったのは、スターバックスが5月18日から行った限定タンブラー販売イベント「탱크데이(タンクデー)」です。
これは「5.18민주화운동(光州民主化運動)」の犠牲者を揶揄しているとして批判を浴びました。1980年当時、民主化運動に立ち上がった市民を、軍が戦車(タンク)を投入して弾圧した歴史があったからです。
また、オンラインストアのサイトには、「책상에 탁!(机にドン!)」というフレーズも掲げられていました。これは、1987年の拷問致死事件で、当局が「机をバンと叩いたら、ウッと言って死んだ」と隠蔽するような説明を想起させるものです。
この騒動を受け不買運動が広がり、運営会社の신세계그룹(新世界グループ)会長が公式に謝罪。スターバックスコリアの社長も解任されました。
会社側は「政治的意図はなかった」と説明したものの、偶然では起こり得ないとの厳しい声が上がっています。
サムスン電子労使交渉合意でストライキを回避
5月27日、賞与をめぐって一時は총파업(ストライキ)が予告されていた삼성전자(サムスン電子)の労使交渉が妥結しました。
世界的な인공지능(AI)需要の拡大で同社の業績が上向いている中、労働組合側は賞与の上限撤廃と、営業利益の15%の配分を求めていました。
交渉は難航し、国が仲裁に入る事態となりましたが、会社側が1人あたり最大6億ウォン(6300万円、メモリー事業部)と推算される「成果給」を自社株で支払うという内容で労使が暫定合意。27日には組合員の多くがこの暫定合意案に賛成したことで、5カ月に及ぶ労使交渉が妥結しました。
ストライキが回避されたことで、国際的な半導体供給への支障が生じず、10兆円ともいわれる経済損失も免れました。
一方、課題も残っています。
同じサムスン電子の社員でも、部門によって成果給におよそ100倍の差が生じ、また「営業利益をあらかじめ成果給として配分するのは違法だ」として、株主側から反発の声も上がっています。
BTS、アメリカン・ミュージック・アワード3冠
5月25日、米国ラスベガスで開催された아메리칸 뮤직 어워즈(アメリカン・ミュージック・アワード)では、BTSの完全復活が大きな注目を集めました。
アメリカン・ミュージック・アワードは米国の三大ポップ音楽賞の一つで、ファンの投票によって受賞者が決まります。
BTSは最高賞にあたる「올해의 아티스트상(今年のアーティスト賞)」など3部門を受賞し、兵役による活動休止後も世界的人気が衰えていないことを示しました。
BTSが「今年のアーティスト賞」を受賞するのは、2021年に続き2度目です。
また、Netflixのアニメーション映画『케이팝 데몬 헌터스(KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ)』の劇中歌「골든(Golden)」が「올해의 노래상(今年の楽曲賞)」など3部門を受賞。TWICEやグローバル・ガール・グループのKATSEYEも受賞し、K-POPの存在感を改めて印象づけるイベントとなりました。
韓さんのニュース+α「韓国で最も店舗数が多いコーヒーチェーンは?」
1番目に取り上げたニュースに関するクイズです。「커피공화국(コーヒー共和国)」といわれるほど、コーヒーの消費量が多い韓国。その韓国でもっとも店舗数が多いコーヒーチェーンはどれでしょうか?
1 스타벅스(スターバックス)
2 이디야커피(イディヤコーヒー)
3 메가커피(メガコーヒー)
ご紹介した3つのニュース、いかがだったでしょうか? 紹介したニュース動画はいずれも2分前後のものです。聞き取り練習にぜひ生かしてみてください。
