キム・テイの韓国ミュージカル案内『베르사유의 장미(ベルサイユのばら)』

※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

今回、皆さまにご紹介する作品はミュージカル「베르사유의 장미(ベルサユエ チャンミ)(ベルサイユのばら)」です。

50年以上も前に日本で誕生した漫画(原作:池田理代子)で大人気を得て、アニメーション、宝塚歌劇団での公演などでも多くの方に愛された作品が、韓国ミュージカルとして新たに作られました。

韓国での公演が発表になった時から、韓国の“ベルばら”ファンからの期待が高かった作品です。

韓国でオリジナルミュージカルを作るときは、台本を読むリーディングを行うなどして全体の流れをチェックしたり、時にはトライアル公演でお客さまの反応を確認したりもしますが、「ベルサイユのばら」も本公演の前に、コンサート形式での上演をし、その後何度も修正作業を繰り返し、本公演の幕が上がりました。

日本でも上演され評判の高かったミュージカル「웃는 남자(ウンヌン ナムジャ)(笑う男)」「마타하리(マタハリ) (マタ・ハリ)」「베토벤(ベトベン)(ベートーヴェン)」などのオリジナル作品を作ったEMKの制作で、ミュージカル「프랑켄슈타인(プランケンシュタイン) (フランケンシュタイン)」「벤허(ベノ)(ベンハー)」などで有名な名コンビ、演出家の왕용범(ワン・ヨンボム)さんと作曲家の이성준(イ・ソンジュン)さんが手を取り、このミュージカルは作られました。

「ベルサイユのばら」は、フランス革命の時代の話ですが、有名なマリー・アントワネットとフェルゼン伯爵が主役ではなく、その時代を生きた一人の女性オスカルに焦点を当てています。

女として生まれ、男として育てられ、貴族を守る軍人になったけれど、革命の時、市民側に付くオスカル。

りりしくも格好いいオスカルを演じるのは 韓国ミュージカルの女帝ともいわれる옥주현(オク・チュヒョン)さん、ミュージカル「물랑루즈(ムルランルジュ)!(ムーラン・ルージュ!)」などですてきな演技を見せた김지우(キム・ジウ)さん、ミュージカル「마리 앙투아네트(マリ アントゥアネトゥ)(マリー・アントワネット)」「지킬 앤 하이드(ジキル エン ハイドゥ)(ジキル&ハイド)」などに出演し、高い歌唱力で好評を得た정유지(チョン・ユジ)さんです。  

漫画からそのまま出てきたかのような美しい衣装、華麗な舞台美術、スピード感のある場面転換など見どころ満載の作品です。

50年以上も前に日本で生まれた作品が、国を超えて新しい作品として花咲きました。
ミュージカルを見終わるとまた漫画が読みたくなると思います。

公演期間:2024年7月16日〜10月13日
충무아트센터 대극장(忠武アートセンター大劇場)

もっと知りたいハナタス
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