さっと5分で韓国ニュースをチェック! ニュースダイジェスト(2026年6月14日~6月28日)

韓国の2週間の出来事をピックアップして紹介するコーナー。今回は、6月14日から28日までの出来事から、以下の三つのニュースを紹介します。

韓国の放送各社が公式YouTubeで提供するニュース動画もぜひご覧ください!

SKハイニックス、サムスン電子を抜いて時価総額首位に

6月18日、韓国総合株価指数である코스피(コスピ)(KOSPI)が9000ポイントを突破しました。昨年6月に3000ポイントを超えて以来、わずか1年で約3倍にまで跳ね上がった計算となり、韓国株式市場の勢いを象徴する出来事として注目されています。

このKOSPI上昇をけん引しているのが、半導体大手の삼성전자(サムソンチョンジャ)(サムスン電子)とSK하이닉스(エスケイハイニクス)(SKハイニックス)です。

22日の韓国株式市場では、SKハイニックスが時価総額でサムスン電子を初めて上回り、首位に立ちました。サムスン電子がトップの座を譲るのは約25年ぶりで、韓国半導体業界の大きな転換点として受け止められています。

なお、優先株を含めた時価総額では依然としてサムスン電子が上回っていますが、普通株ベースではSKハイニックスが逆転しました。

この背景には、生成AIの急速な普及があります。AIサーバー向けに不可欠な高性能メモリー「HBM(高帯域幅メモリー)」の需要が世界的に急拡大しており、SKハイニックスはこの分野で57%のシェアを占めています。こうした優位性への期待が株価を押し上げているのです。

さらに、同社は7月に米国の나스닥(ナスダク)(ナスダック)市場へ上場し、296億5000万ドルを調達する計画です。調達資金はAI向け半導体の生産能力拡大などに充てる予定で、世界的なAIブームを追い風に、さらなる企業価値の向上を目指しています。

SKハイニックスが時価総額1位に、25年ぶりに主力銘柄が交代(2026.06.22 / YTN)

Netflixドラマ「鉄槌教師」、現職教師も共感

Netflixドラマ「참교육(チャムギョユク)(鉄槌教師)」は、人気웹툰(ウェブトゥン)(ウェブトゥーン)を原作とする韓国の学園ドラマです。교육부(キョユクプ)(教育部)傘下の架空組織「교권보호국(キョッコンボホグク)(教権保護局)」が、学校で横行するいじめや「교권 침해(キョッコン チメ)(教権侵害)」、不正などに立ち向かい、強力な手段で問題を解決していくストーリーが話題を呼んでいます。

日本語ではあまり耳にしない「教権」という言葉ですが、韓国では、教師が教育活動を適切に行うために保障される権限や専門性、尊厳を含む概念として広く用いられています。

劇中では、現実には認められない暴力や懲罰による解決も描かれています。しかし、視聴者や教育関係者が共感しているのは、その過激な手法ではなく、「教師を一人にさせない」というメッセージです。

韓国では近年、保護者による악성 민원(アクソン ミヌォン)(悪質な苦情)や、生活指導が「아동학대(アドンハクテ)(児童虐待)」として通報されるケースが相次ぎ、その対応を教師個人が担わなければいけない状況が続いています。

その結果、「教権侵害」が深刻な社会問題となり、教師がトラブルを避けるため、宿題を出したり、児童や生徒を指名して発表させたりといった、通常の教育活動さえ控える「萎縮」が広がっているとの指摘もあります。

こうした現実を背景に、「鉄槌教師」は教育現場の苦悩を映し出す作品として大きな反響を呼びました。さらに、ドラマに登場する「教権保護局」のような公的支援体制を、現実の世界でも整備すべきではないかという議論まで始まっています。

エンターテインメント作品でありながら、韓国の教育現場が抱える課題を社会に問いかける作品として、国内外で注目を集めています。

「鉄槌教師」が世界的な大ヒット…現実でも「教権保護局」創設が議論に?(2026.06.15 / KBS)

4月の出生児数が前年同月比18%増加

世界最低水準の출산율(チュルサンニュル)(出生率)が続いてきた韓国で、このところ出生数の回復傾向が鮮明になっています。

국가데이터처(クッカデイトチョ)(国家データ処)によると、2026年4月の出生数は2万4521人で、前年同月比18%増となりました。1981年に統計を開始して以来、4月としては過去最高の伸び率です。

また、2026年1~4月の累計出生数は9万9534人と10万人に迫り、このペースが続けば年間出生数は30万人近くに達する可能性があります。

4月の합계출산율(ハプケチュルサンニュル)(合計特殊出生率)も0.93と、前年同月の0.80から0.13ポイント上昇しました(日本の2025年の合計特殊出生率は1.14))。出生児数が増えている背景には、婚姻件数が2年連続で増加していることに加え、出産適齢期である30代女性人口の増加や、出産に対する意識の前向きな変化など、複数の要因があると分析されています。

一方で、死亡数が出生数を上回る人口の自然減少は78カ月連続で続いており、人口減少への対応は依然として重要な課題となっています。

月の出生数が18%増、過去最高の増加率…今年の累計は10万人に迫る(2026.06.24 / MBC)

韓さんのニュース+α「サムスン電子以前に時価総額1位だった企業は」

1番目に取り上げたニュースに関するクイズです。サムスン電子は2000年11月21日以降、約25年にわたり韓国株式市場で時価総額1位の座を守り続けてきました。では、そのサムスン電子が首位に立つ前、時価総額1位だった企業は次のうち、どれでしょうか?

1 현대자동차(ヒョンデジャドンチャ)(ヒョンデ自動車)
2 한국통신공사(ハングクトンシンコンサ)(韓国通信公社)
3 LG전자(エルジジョンジャ)(LG電子)

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正解:2한국통신공사(韓国通信公社)
韓国通信公社は、現在の通信大手「KT」の前身です。もともとは国営企業でしたが、民営化・上場を経て、インターネットバブル期には通信関連株への期待を背景に時価総額1位になりました。なお、2000年末時点の時価総額ランキングでは、ヒョンデ自動車は11位、LG電子は18位でした。一方、26年6月26日時点では、ヒョンデ自動車が6位、LG電子は21位、KTは60位となっており、この25年間で韓国株式市場の勢力図が大きく変化したことがうかがえます。

ご紹介した3つのニュース、いかがだったでしょうか? 紹介したニュース動画はいずれも2分前後のものです。聞き取り練習にぜひ生かしてみてください。

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