さっと5分で韓国ニュースをチェック! ニュースダイジェスト(2026年7月11日~7月28日)

韓国の2週間の出来事をピックアップして紹介するコーナー。今回は、7月11日から28日までの出来事から、以下の三つのニュースを紹介します。

韓国の放送各社が公式YouTubeで提供するニュース動画もぜひご覧ください!

韓国政府、14歳未満のSNS制限を検討

子どものSNS利用を制限する動きが、世界各国で広がっています。

オーストラリアでは昨年12月から16歳未満のSNS利用を原則禁止する法律が施行され、フランスでも15歳未満の利用を制限する法案が国民議会で可決されるなど、各国で規制強化の動きが進んでいます。

韓国でも7月16日、大統領直属の방송미디어통신위원회(パンソンミディオトンシンウィウォヌェ)(放送メディア通信委員会)は、大統領府で行われた業務報告の中で、14歳未満の子どものSNS利用を制限する制度の導入を検討すると明らかにしました。

その背景には、SNSの長時間利用による依存や睡眠不足、サイバーいじめ、有害コンテンツへの接触、青少年のメンタルヘルス悪化などへの懸念があります。

성평등가족부(ソンピョンドゥンカジョクプ)(性平等家族部)が今年、全国の小学1年生・4年生、中学1年生、高校1年生とその保護者、約138万人を対象に実施した調査では、15.76%に当たる18万3,209人がインターネットやスマートフォンの과의존(クァイジョン)(過依存)リスク群と診断されました。

こうした状況を受け、放送メディア通信委員会は、SNS事業者に年齢確認を義務付けるほか、14歳未満のアカウント開設を制限する仕組みを検討する方針です。

また、14~19歳についても、依存性を高める推薦アルゴリズムや無限スクロール、自動再生機能などを規制対象とする案が議論されています。

韓国ではすでに、小中高校で授業中のスマートフォン使用を原則禁止する法律が今年から施行されています。

今回のSNS規制の検討は、利用年齢の制限にとどまらず、プラットフォームのサービス設計をどこまで規制するのか、さらに青少年保護と表現の自由、産業の発展をどう両立させるのかを占う試金石として注目されています。

14歳未満の「SNS利用制限」を検討…市民の反応は?(2026.07.16 / チャンネルA)

軍事政権下での政府表彰198件が取り消し

かつての軍事政権下で民主化運動の弾圧やスパイ事件のでっち上げに関与し、その功績を理由に政府から表彰された警察官や軍人など167人に対する政府表彰が取り消されることになりました。

韓国政府は7月21日の국무회의(クンムフェイ)(国務会議)で、1979年の12.12군사반란(シビシビクンサパルラン)(軍事反乱)や1980年の5.18민주화운동(オイルパルミンジュファウンドン)(民主化運動)の鎮圧、さらに1960~90年代に相次いだ간첩 조작 사건(カンチョプ チョジャク サコン)(スパイでっち上げ事件)に関与した人物に授与された政府表彰198件を取り消すことを決定したと発表しました。

対象には、「고문 기술자(コムン キスルチャ)(拷問技術者)」と呼ばれ、民主化運動家らへの電気拷問や水責めで知られる元警察官の이근안(イグナン)(李根安)や、1987年の박종철(パクチョンチョル)(朴鍾哲)拷問致死事件の隠蔽に関与した警察幹部らが含まれています。

また、1975年に起きた「재일동포 간첩 사건(チェイルトンポ カンチョプ サコン)(在日同胞スパイ事件)」をでっち上げた当時の중앙정보부(中央情報部)の職員も対象となりました。この事件では、在日コリアン13人を含む21人が起訴され、4人に死刑判決が言い渡されるなど、多くの人が冤罪によって重い刑罰を受けました。一方、事件の責任者とされる김기춘(キムギチュン)(金淇春)は今回の取り消し対象には含まれず、基準の妥当性を疑問視する声も上がっています。

政府は今回の決定について、「国家暴力や反憲法的行為によって与えられた栄誉を正すための措置」であり、人権侵害の被害者や遺族への謝罪と名誉回復につなげる狙いがあると説明しています。

「拷問技術者」イ・グナンや5.18鎮圧関係者への政府褒章198件を取り消し(2026.07.21 / YTN)

「犬食禁止法」施行を前に、最後の夏

夏の暑さを乗り切るための保養食。日本では「土用の丑の日」にウナギを食べる習慣がありまが、韓国では、삼계탕(サムゲタン)(参鶏湯)や장어(チャンオ)(ウナギ)などの保養食を食べる日を「복날(ポンナル)(伏の日)」といいます。

伏の日は、초복(チョボク)(初伏)、중복(チュンボク)(中伏)、말복(マルボク)(末伏)の3日があり、毎年日にちが変わります。今年は7月15日、25日、8月14日です。

かつては、この日に「보신탕(ポシンタン)(補身湯)」と呼ばれる犬肉料理を食べる習慣も一部にありました。しかし、動物福祉への関心の高まりや若い世代の価値観の変化を背景に、2024年には「犬の食用目的の飼育・繁殖・流通・販売」を禁止する、いわゆる「개 식용 금지법(ケ シギョン クムジポプ)(犬食用禁止法)」が成立し、2027年2月から全面施行される予定です。

2026年は、全面施行前最後の夏を迎えたことから、韓国メディアは相次いで「犬食文化の終焉」と報じました。
関連ニュースでは、かつて補身湯の名所として知られた성남(ソンナム)(城南)市の모란(モラン)(牡丹)通りの様子が紹介されていました。

現在は「흑염소 특화거리(フギョムソ トゥクァゴリ)(黒ヤギ特化通り)」と名付けられ、名物料理も「흑염소탕(フギョムソタン)(黒ヤギスープ)」へと変わっています。

ニュースによると、犬食禁止法の成立後、犬の飼育農家の82%が転業・廃業し、流通業や飲食業でも23%がすでに転業・廃業したといいます。

犬食禁止を控えた最後の伏の日、「特需」は昔の話(2026.07.15 / YTN)

韓さんのニュース+α「犬肉スープの呼び方いろいろ」

3番目に取り上げたニュースに関するクイズです。韓国では犬肉のスープを「보신탕(補身湯)」と呼びますが、実は、それ以外にもさまざまな呼び方があります。次のうち、それに該当しないものは次のうちどれでしょうか?

1 영양탕(ヨンヤンタン)(栄養湯)
2 사철탕(サチョルタン)((四季湯)
3 추어탕(チュオタン)(鰍魚湯)

答えを見るには右の「+」をクリック!
正解:2 추어탕(鰍魚湯)
かつて犬肉のスープは「 개장국(ケジャングク )」(犬臓汁)と呼ばれていました。しかし、1988年のソウルオリンピックの開催を前に、犬肉食への海外からの批判を意識し、「犬」を直接表現しない名称が使われるようになったといわれています。その代表が1の「영양탕(栄養湯)」と2の「사철탕(四季湯)」です。2の「사철」は「四季」を意味し、「一年中食べられる滋養食」という意味が込められています。一方、3の「추어탕(鰍魚湯)」はドジョウを使ったスープで犬肉は使われていません。ただし、こちらも韓国では代表的な保養食として親しまれています。

ご紹介した3つのニュース、いかがだったでしょうか? 紹介したニュース動画はいずれも2分前後のものです。聞き取り練習にぜひ生かしてみてください。

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