キム・テイの韓国ミュージカル案内『맥베스(マクベス)』

※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

今回皆さまにご紹介する作品はシェークスピアの四大悲劇である「맥베스(メクベス)(マクベス)」です。

「マクベス」は世界のいろいろな国で上演された有名な作品で(実は私も日本で出演したことがある作品です!)、映画にもなっています。

韓国でもこれまでに何度も上演された作品なのですが、今回は韓国最高の演技派俳優、国民的俳優と呼ばれている황정민(ファン・ジョンミン)さんが主役の맥베스を演じます。

ファン・ジョンミンさんの舞台出演は2年前の「리처드 3세(リチャドゥ サムセ)(リチャード三世)」以来なので、2年ぶりの舞台出演がとても楽しみです。

「いずれ王になる」という魔女の予言を受けたスコットランドの武将マクベスが妻と共謀し、王を暗殺。王位を奪いますが、その後暴君になり、狂気と死への道を歩むというストーリー。

演出は양정웅(ヤン・ジョンウン)さん。シェークスピアの「한여름 밤의 꿈(ハンヨルム パメ クム)(夏の夜の夢)」に韓国的情緒を取り入れた演出で、グダニスクのシェークスピアシアターで開催されたシェークスピア演劇フェスティバルで大賞を受賞したこともある方です。

シェークスピアのスペシャリストと呼ばれる彼は、20年前にも韓国で「マクベス」を演出しましたが、その時は作品の再解釈に重点を置いて東洋的な「マクベス」を作り上げたそうです。

今回はシェークスピア作品が持つ美しさを表現しながら、ビジュアル面では現代的な表現をしているとのこと。

「マクベス」の公演ポスターのデザインは、日本のアートディレクター・吉田ユニさんが担当しました。ポスターは公演の全容が分かるものではなく、公演に興味を持ってもらうためのもの。

そして、観劇後にもう一度ポスターを見て、そのビジュアルの意味を考えてもらいたいという思いを込めて作っているそうです。今回のポスターも劇場に行く前から観劇への期待感を高めてくれています。日韓の素晴らしいアーティストのコラボであることも舞台好きとしてはうれしいポイントです。

出演はファン・ジョンミンさんの他に映画と舞台で活躍している김소진(キム・ソジン)さんが이레이디 맥베스(レイディ マクベス)(マクベス夫人)を演じ、ドラマ「주몽(チュモン)(朱蒙-チュモン-)」で日本でも人気の송일국(ソン・イルグク)さんがマクベスの同僚で副官の뱅코우(ベンコウ)(バンクォー)を演じます。

長く愛されている古典作品がどのような新しい命を宿すのか、また現代の人たちの心に残る作品になるのか、開幕前から心が劇場に向かっています。

公演期間:2024年7月13日〜8月18日
국립극장 해오름극장(国立劇場へオルム劇場)

もっと知りたいハナタス
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