セリたっぷりのユッケピビンバを食べに新龍山へ。アモーレパシフィックの本社もすごい!

暖かい春を迎え、韓国に来られる日本人観光客も増えています。

皆さんカフェ巡りやショッピング、美容など目的はいろいろですが、中でも一番は韓国料理!

今回は訪韓日本人に大人気の미나리육회비빔밥(ミナリユクェピビムパプ)(セリユッケピビンバ)が食べられる「능동미나리(ヌンドンミナリ)(陵洞ミナリ)」の1号店をメインに、食堂がある신용산역(シンニョンサン)(新龍山)駅周辺の様子をお届けします。

新鮮なセリとユッケに感動! 混ぜて食べれば至福の味

日本では春の七草の1つとして親しまれているセリですが、韓国では3月から4月が旬とされています。

春は나물(ナムル)のおいしい季節でもあり、セリもナムルにするととてもおいしいですが、最近は삼겹살(サムギョプサル)と食べるのがブーム。

そして、ユッケや곰탕(コムタン)と食べるという新しいスタイルを見つけたのが陵洞ミナリです。

능동 육회비빔밥(ヌンドン ユッケピビンバ) 1万5000ウォン

柔らかなセリの葉の部分を使っているので、ユッケと食感でけんかすることもなく◎。

セリの香りがユッケの魅力を引き立てる、日本人好みな味わいです。付け合わせで出るコムタンやセリのサラダ、깍두기(カクトゥギ)(カクテキ)や오징어 젓갈(オジンオ チョッカル)(イカの塩辛)もどれもおいしく、健康的なランチに大満足でした。

新龍山店は1階と2階に席があるので、列が長くても意外と回転は早め。

とはいえ、昼時は20チーム以上のウェイティングがあるので、11時半~13時台は避けて行くのがいいかもしれません。

私は13時ごろ訪れて30分ほど待ちました。

店内には有名人のサインがずらり。

タレントや脚本家として活躍する유병재(ユ・ビョンジェ)のサインがひときわ目立っています。

他にも이현우(イ・ヒョヌ)や송건희(ソン・ゴニ)なども発見。

2025年のミシュラン・ビブグルマンにも選出。ピビンバの他、セリがたっぷり入ったコムタンも評判が良いので、ぜひ食べてみてください。

店舗情報

능동미나리 신용산점(陵洞ミナリ 新龍山店)
서울시 용산구 한강대로40길 28
0507-1388-1035
11:00~23:00(LO21:50)
無休
www.instagram.com/ndminari

新龍山駅を降りてすぐ。巨大なアモーレパシフィックのビルに潜入

韓国最大の化粧品メーカー・아모레퍼시픽(アモレポシピク)(アモーレパシフィック)。

2017年に完成した新社屋は地下7階、地上22階建てで、イギリスの有名な建築家が設計したのだとか。

韓屋からインスパイアされたという建物を見てみましょう。

真ん中が韓屋の마당(マダン)(中庭)のように四角く、広く取られている造り。

3階までは一般の人でも入れます。

地下1階には会社の創業者である徐成煥前会長が収集した美術品を展示することから始まった美術館も。

私は美術館の入り口にあるミュージアムショップだけ、のぞいてみました。

そこで見つけた韓国の伝統美を感じられるマグネット(1万4000ウォン)。

エコバッグやスマホケースなど、ミュージアムショップならではのアイテムもありました。

2階には伝統工芸品を扱うショップがあり、そちらもおすすめ。

品のいいマダムが迎えてくれ、丁寧に作品について説明をしてくれます。

白磁の器や韓国の茶器、木の器やカゴなどがセンス良く並ぶ店内。

お値段は少々しますが、一生モノの工芸品を見つけることができます。

アモーレパシフィックのコスメが一堂に集まるショップももちろん入店。

ただし、割引などがあるわけではないので、アモーレの商品を買うなら성수(ソンス)(聖水)にある「아모레 성수(アモレ ソンス)(アモーレ聖水)」の方が割引がありお得だな、と思いました。

이니스프리(イニスプリ)(イニスフリー)のカフェでは“チェジュ島の自然の恵みをそのままに”というブランドコンセプトさながらのドリンクが充実しています。

피로야 사과해(ピロヤ サグァヘ)기관지 소방차(キグァンジ ソバンチャ)など、ネーミングセンスがGOOD!

1階にはアモーレパシフィックが運営するティーブランド「오설록(オソルロク)(オスロック)」も入るので、散策に疲れたらカフェで休憩を。

建物そのものも見応えがあるので、建築好きの方にもおすすめです。

施設情報

아모레퍼시픽 본사(アモーレパシフィック本社)
서울시 용산구 한강대로 10
02-6040-5114
10:00~21:00(土・日曜、祝日は11:00~19:00) ※店舗により異なる
無休 ※店舗により異なる
AMOREPACIFIC GROUPインスタグラム(@amorepacificgroup.official)

日本食ブームが続く韓国。おかしな店名の看板があちこちに

コロナ禍に始まった日本食のブーム。

2019年に起こったNO JAPAN運動は何だったのかと思うほど、今の韓国、特にソウルは日本食のお店が増えています。

若者が多い新龍山駅の周辺でも、歩くだけで日本食のレストランとおぼしき看板がそこかしこに。

お酒を提供してくれ、深夜まで営業する「公民館」。

入り口には抹茶と生ビールをブレンドした不思議な飲み物のポスターが貼られていました。そのお味は、いかに?!

韓国でギャンブルのパチンコは禁止でも、パチンコという店名は使えるようです。

「とりあえず生ビール!」のコメントは、日本人をよく分かっていますね。

韓国語で宝くじは복권。日本と同じようにさまざまな街にあります。

この日は아줌마(アジュムマ)(おばさん)グループがおしゃべりしながらお店に入っていきました。

遠くには서울타워(ソウルタウォ)(ソウルタワー)が。

東京で東京タワーやスカイツリーが見えるとうれしいように、ソウルでもソウルタワーが見えるとついつい写真が撮りたくなります。

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