みなさんの疑問にお答えします!韓国語学習Q&A「日韓で共通する補助動詞・形容詞について」

韓国語を学んでいると、文法や表現、文化の違いなど、ちょっとした疑問が次々と出てきますよね。このコーナーでは、学習者の皆さんから寄せられた質問に、編集部が丁寧にお答えします。

今日の質問:日韓で共通する補助動詞・形容詞について聞きたいです。

「~してみる」と「-아/어 보다」の「보다」のように日韓で言い回しがそっくりなものが結構ありますが、日本語の感覚が当てはまる言い回しを他にも教えてください。

日本語と韓国語は似ている部分も多いから比較的勉強しやすいよね。

日韓で同じように使える表現はいろいろあります。-아/어 보다のように補助用言を使うものだと、例えば-아/어 놓다(~しておく)、-아/어 두다(~しておく)のようなものがあります。

-아/어 놓다と-아/어 두다はどちらも日本語の「~しておく」のように使えます。ただし、使われている놓다(置く)と두다(置く)の意味が違うため、若干使い方に差が出ます。

놓다には「置く」のほかに「(手を)放す」という意味もあるので、「物を置いた後は放っておく」という意味合いを持っています。

そのため-아/어 놓다の表現も「動作を完了させたら、取りあえず放っておく」という意味合いになり、動作を全部終わらせたことに重点が置かれます。

「~しておく」のほか、「~してしまう」と訳すとぴったり合う場合があります。

それに対して두다は「据える、設ける、しまっておく」というニュアンスがあり、置かれた状態がその後も維持されていることに注目します。

そのため-아/어 두다の表現は「他の行動のための準備をしておく」という意味合いになります。

例を挙げて比較してみましょう。

접시를 다 씻어 놓았다.
お皿を全部洗っておいた。 

※全部洗い終えた状態であることを重視

접시를 다 씻어 두었다.
お皿を全部洗っておいた。

※後で使うために準備したことを重視

なお正書法では、補助用言は原則として分かち書きすることになっていますが、付けて書くことも許容されています。

また올려놓다(載せる)、놓아두다(置いておく)など幾つかの単語は1単語として辞書に載せられているので、付けて書きます。

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新韓国語学習Q&A333
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著者:hana編集部 編
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