※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

この季節になれば気軽に劇場に行けると思っていたのに、いまだにコロナは消えず、むしろ拡大傾向にある韓国なので、再び劇場の扉が閉じられてしまうのではないかと毎日心配しています。
ブロードウェーもウェストエンドも劇場の門が閉じられる中、韓国の劇場は上演を続けてきました。公演を続けるにもいろいろ大変なことがありました。急な公演中止に延期、キャストの変更もありました。
劇場はいつもより防疫を徹底し、観客は検温にマスク着用、連絡先の記入などをして観劇をしました。今日の公演が楽日になるかもしれないという気持ちで、俳優、スタッフ、観客の皆さんが舞台を見守ってきました。
そんな中、2〜 3月の公演を無事に終え、早くも再演が決まって上演中の作品があります。
창작 뮤지컬「마리 퀴리」 (オリジナルミュージカル「マリー・キュリー」)』です。
皆さんもご存じであろうノーベル物理学賞・化学賞を受賞したキュリー夫人の話です。女性科学者として彼女が乗り越えた逆境と彼女の友達である안느 코발스키 (アンヌ・コバルスキー)との関係を描いた作品です。
ポーランドからフランスのパリへ行く汽車の中で友達になったマリーとアンヌ。
マリーはパリで研究を続けノーベル賞を受賞し、 アンヌはマリーの紹介でラジウム時計工場に就職をします。
マリーはラジウムの医学的可能性に注目し臨床試験をしますが、アンヌが働く工場では働く人たちの謎の死が続きます。
一人の科学者の苦悩、人生を描くこのミュージカルは、美しい音楽や見応えのあるストーリー、俳優さんたちの熱演で人気を得ています。
トライアル公演、中劇場での公演を終え、今回大劇場で再演になった「マリー・キュリー」で初演からマリーを演じるのは김소향 (キム・ソヒャン)さん、そして今回の再演で合流した옥주현 (オク・チュヒョン)さんです。
また、美しい音楽を作曲したのは日本にも紹介されたミュージカル「셜록홈즈 (シャーロック・ホームズ)」でも作曲を担当した최종윤 (チェ・ジョンユン)さんです。再演に合わせて全ての曲をアレンジしたそうです。
ミュージカル「マリー・キュリー」の公演が終わるまでに、皆さんがなんの不安もなく劇場に行けることを、そして皆さんがいつか韓国の客席でこの作品をご覧になれることを願っています。
公演期間:2020年7月30日〜 9月27日
場所:홍익대 대학로 아트센터 대극장(弘益大学 大学路 アートセンター大劇場)

