※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

今回、皆さまにご紹介するのは、ミュージカル「프리다(フリーダ)」です。
メキシコを代表する画家프리다 칼로 (フリーダ・カーロ)の人生を描いた韓国オリジナルミュージカルです。
フリーダ・カーロは6歳の時に急性灰白髄炎(ポリオ)にかかり、その影響で足に障害が残ります。さらに18歳の時には生死をさまよう大きな交通事故に遭います。
その後、画家디에고 리베라(ディエゴ・リベラ)と結婚し、流産、さらには夫ディエゴと自分の妹との不倫関係発覚、離婚……。晩年には右足を切断する不幸にも見舞われる壮絶な人生を送りました。
想像を絶する苦痛の連続のように見えますが、その中で自画像を中心とした絵を描き続け、200点を超える作品を世に残してきました。
つらい人生の中で自分の苦しみをアートとして昇華させたフリーダ。ミュージカルでは、小劇場にてこの波乱万丈なフリーダの人生の一こま一こまを、ショー形式で見せていきます。
フリーダを演じているのは、韓国ミュージカル界の生きる伝説と言われる최정원 (チェ・ジョンウォン)さんと、小劇場から大劇場を問わず幅広い演技を見せてくれる김소향(キム・ソヒャン)さんです。
この作品は2020年、 대구 국제 뮤지컬페스티벌(大邱国際ミュージカルフェスティバル)で初めて上演され、その後2021年同フェスティバルで公式招聘作品として2日間上演されました。
本公演前に短い期間お客さまに見せるトライアウト公演という形でしたが、トライアウトとは思えない完成度の高い舞台だと大好評の作品でした。
また、ミュージカルファンのアンケートでは2022年に発表されるオリジナルミュージカルの中で一番期待される作品にも選ばれました。
決して自分の人生を悲観することなく、鮮烈な情熱と喜びをもって人生を生き抜いたというフリーダ。
公演のポスターに書かれた、「VIVA LA VIDA(인생이여, 만세/人生よ、万歳)」という言葉と、 フリーダの人生を重ねてみると、舞台上にさまざまな色の絵が見えるような気がします。
未発表の絵を見に美術館に行くような気持ちで、今から本公演が楽しみです。
公演期間:2022年3月1日〜5月29日
場所: 세종문화회관 S씨어터(セジョン文化会館Sシアター)


