※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

今回皆さまにご紹介する舞台は「식스 더 뮤지컬(シックス)」です。
「シックス」は、16世紀の英国王헨리 8세(ヘンリー8世)の6人の王妃たちの人生を描いた作品です。
2019年に英国のウェストエンド、2020年には米国のブロードウェイ、そして2023年韓国で3週間の来韓公演を終え、今回、韓国キャストによる公演が行われています。
ヘンリー8世と最も長い24年の結婚生活をした最初の王妃아라곤(キャサリン・オブ・アラゴン)、国教を変えてまで再婚をした2番目の王妃불린(アン・ブーリン)、亡くなった後に唯一王妃の葬儀が行われた시모어(ジェーン・シーモア)、ヘンリー8世が肖像画を見て一目ぼれをし王妃に選ばれたけれど、実物より絵の方が美しかったという理由で離婚に至り自分の城で余生を終えた4番目の王妃클레페(アン・オブ・クレーヴズ)、6人の王妃の中で一番若くヘンリー8世との年の差が30歳以上もあった하워드(キャサリン・ハワード)、ヘンリー8世の最期をみとった6番目の王妃파 (キャサリン・パー)。 キャサリン・パーは英国王妃として初めて著書を出版した女性でもあります。
実際には会うことのなかったこの6人の王妃が現代によみがえりガールズバンドを組むという奇抜な設定の本作。
ヘンリー8世から最もひどい仕打ちを受けた人がグループのリードボーカルになるため、王妃たちそれぞれがヘンリー8世との結婚生活を描いた歌のバトルを繰り広げるコンサートスタイルのミュージカルです。
ビヨンセやアデルなどのポップスターから影響を受けて作られた6人のキャラクターが歌い上げる楽曲はさまざまなジャンルで構成されており、まるでポップスターのコラボレーションを見ているかのような舞台です。
ヘンリー8世の王妃であっても歴史上ではあまり知られていない彼女たちが「自分の人生」を歌うことにより、舞台上では偉人の妻ではなく一人の人間として生きたのだということを考えさせられます。
世界で初めてとなるライセンス公演の6人の王妃役に選ばれたのは、韓国のミュージカル界を支える歌姫たちです。
ダブルキャストの12人の王妃たちのパワフルで楽しいステージを見て、彼女たちの人生を体験してみてください。
拍手をし、歓声を上げ、コンサートのように一緒に楽しめるミュージカルです。
公演期間:2023年3月31日〜6月25日
場所:coex 신한카드 artium(coex新韓カードartium)

