『夜11時』(ファン・ギョンシン著|簗田順子訳|キム・ウォン絵|&books(辰巳出版刊)

書籍内容紹介(出版社)

BTSのRMも読んだ、詩人ファン・ギョンシンのエッセイ。夜11時の静寂に漂う記憶を描く。秋から冬、春、夏へと続く季節を巡る120篇が読む人の心と時間にそっとまじわり、一日の余韻を優しく映し出す。

一日がすべて過ぎ去り、次の一日がまだ遠くにある──そんな夜の11時という時間。その時間に宿る、記憶のかけらたちを描き出した、詩人ファン・ギョンシンによる深く沈んだ思索のエッセイ。

秋から始まり、冬、春、夏へと続く120の小さな文章たち。移ろう季節の中で、静かなまなざしと共に綴られた言葉は、読む人の心にそっと触れ、まるで誰かの一日を一緒に過ごしているような感覚を呼び起こします。

彼女が綴った言葉は、心の奥をすり抜けて耳もとにそっととどまり、ふと視線を上げたとき、自分の一日を振り返らせてくれます。季節が過ぎ、陽が落ちるその場所に腰をおろし、私たちがかつてほんの少しだけ立ち止まった時間と空間を描き出します。

明日のことさえ見えないような日々でも、それでも、花は咲いてまた散って、風は吹いてまた去っていく、

変わってしまったもの、そしてこれから変わっていくもの。それらをただ見つめながら、そこに静かに立っていれば、それでいいのだと、そんなメッセージを静かに伝えてくれます。

プロフィール

著者 ファン・ギョンシン

釜山生まれ、延世大学英文学科卒業。『わたしはひとつのレモンから始まった』、『絵のような世の中』、『みんなにハッピーエンディング』、『チョコレート郵便局』、『悲しいけれどアンニョン』、『ミリオンダラーチョコレート』、『セブンティーン』、『絵のような神話』、『紙人形』、『思い出して』、『癒やしのレシピ』、『目を閉じれば』(すべて仮邦題)など著書多数。

訳者 簗田順子 

北海道生まれ。翻訳書に『ある継母のメルヘン』、『好きに生きても大丈夫』、『+1cm』、『最高の自分をつくる人生の授業』『自然食で美肌パック』等がある。道産子のくせにウィンタースポーツはすべて苦手。古地図、古文書、古い戸籍と歴史小説が大好き。健康維持のためのウォーキングも「地下街」で実行する超インドア派。

絵 キム・ウォン

ソウル生まれ、子どもの頃から絵を描いていた。美大で西洋画を専攻、出版美術界のキャリアが7年。30代前半で絵画を学ぶためフランスに留学、2年後に帰国して月刊『PAPER』創刊。20年近く同誌の編集に携わっている。作品集『いいものは消えません(仮邦題)』がある。

とんそく子のひとこと感想

tonsokuco04 とんそく子

パラパラとめくるだけでも、やさしい色合いのページや落ち着いた文字の雰囲気が心地よくて、コーヒーを片手にゆっくり読みたくなる一冊です。各項の最後にハングルの短いコメントが添えられているのも楽しく、ページをめくるたびにちょっとした発見がありそうな本だなと感じました。

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著者
ファン・ギョンシン 著 簗田順子 訳 キム・ウォン 絵
ISBN
9784777832996
判型
46判
音声
なし
ページ数
304
定価
1,870 円(税込み)
発売日
2025年11月7日
レベル
一般
ジャンル
エッセイ
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