さっと5分で韓国ニュースをチェック! ニュースダイジェスト(2026年4月7日~4月19日)

韓国の2週間の出来事をピックアップして紹介するコーナー。今回は、4月7日から4月19日までの出来事から、以下の三つのニュースをご紹介します。

韓国の放送各社が公式YouTubeで提供するニュース動画もぜひご覧ください!

与野6党が改憲案発議、前文に戒厳の抑制など

韓国では1948年に憲法が制定されて以来、韓国では現行憲法に至るまで9回の개헌(ケホン)(改憲)が行われてきました。時の為政者が政権の延長を図るための改憲もあれば、大統領制を議院内閣制へと大きく変えるための改憲もありました。

現在の憲法は、1987年の民主化運動の結果として成立したもので、大統領を国民が直接選ぶこと、大統領の任期は5年で再任は認められないことが定められています。

4月3日、この憲法の改正を目指し、与党더불어민주당(トブロミンジュダン)(共に民主党)をはじめとする6党が改憲案を国会に提出しました。

その骨子は、1980年の5.18민주화운동(ミンジュファウンドン)(光州民主化運動)と1979年の부마민주항쟁(プパハンジェン)(釜馬民主抗争)の精神を前文に盛り込むこと、そして大統領による계엄(ケオム)(戒厳)の発令には国会の承認を必要とすることなどです。

改憲案が国会を通過するには在籍議員の3分の2以上の賛成が必要ですが、野党국민의힘(クンミネヒム)(国民の力)が6月3日の地方選挙と改憲のための国民投票の同日実施に反対しているため、同党からどれだけの離反者が出るかが鍵となっています。

「39年ぶりに国会で改憲案を発議…国会の壁を乗り越えられるか?」(2026.4.04 / KBS)

中東情勢により公共交通機関利用が増大

中東情勢による原油価格の高騰は、車で通勤する人が少なくないソウルの人々の日常にも影響を与えています。

4月16日、全国の주유소(チュユソ)(ガソリンスタンド)における휘발유(フィバルリュ)(ガソリン)の価格は1リットルあたり1999ウォン(215円)、ソウルでは2029ウォン(218円)となり、ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2022年以来の高値となりました。米国とイスラエルがイランへの攻撃を開始する前と比べると、300ウォン(32円)以上上昇していると報じられています。

韓国政府は対策として、公共機関の車両については2日に1日利用を制限する「차량2부제(チャリャンイブジェ)(車両2部制)」、民間車両についても5日に1日、公営駐車場の利用を制限する「차량5부제(チャリャンオブジェ)(車両5部制)」を4月8日から実施しています。

このため、ソウルでは4月第1週の地下鉄やバスなどの公共交通機関の利用者数が、前年同期に比べて1日あたり100万人増加したと報じられており、市は通勤時間帯の地下鉄の本数を増やして対応する方針です。

なお、2016年の国の統計によると、ソウルでは通勤時に自家用車を利用する割合は18.1%とされています。

「公共交通機関の利用、1日100万件増加…地下鉄の集中配車を延長」(2026.04.12 / YTN)

仏教がMZ世代を魅了する消費コンテンツに

MZ世代が仏教に関心を示していることがたびたび話題になっている韓国で、4月2日から5日にかけて、「2026서울국제불교박람회(ソウルククチェプルギョパンラメェ)(ソウル国際仏教博覧会)」が開催されました。

会場となったソウルの코엑스(コエクス)(コエックス・コンベンションセンター)には、4日間で計25万人が来場し、大盛況となりました。

博覧会事務局によると20代と30代が入場者の73%を占めており、若者の高い関心がうかがえます。
当日の入場料は1万ウォン(1075円)ですが、事前登録すると無料となることもあり、事前登録者数だけで5万7000人を超えました。

博覧会の趣旨には「仏教の資源を宗教の枠を超えて産業的・文化的に多くの資産として活用し、脆弱な伝統文化市場を活性化する」と掲げられており、ポップな仏教グッズの販売ブースや瞑想体験、AIを活用した出家体験など、多彩なコンテンツを通じて仏教を身近に感じられる内容となっています。

なお、2025年の調査によると、仏教人口の割合は16%で、プロテスタントの21%に次ぐ水準となっています。

仏様の目に「ピンクのハート」…MZ世代がハマった「ヒップな仏教」(2026.4.12 / YTN)

韓さんのニュース+α「現職大統領の三選禁止を撤廃するとした改憲の別名は?」

1番目に取り上げたニュースに関するクイズで、今回はちょっと難しいですよ。이승만(イスンマン)(李承晩)政権下の1954年、現職大統領に限り三選禁止条項を撤廃するとした第2次改憲の別名は何でしょうか?

1 발췌 개헌(パルチュェ ケホン)(抜粋改憲)
2 사사오입 개헌(ササオイプ ケホン)(四捨五入改憲)
3 유신 개헌(ユシン ケホン)(維新改憲)

答えを見るには右の「+」をクリック!
正解:2 사사오입 개헌(四捨五入改憲)
本来であれば、改憲案が国会を通過するには在籍議員203名の3分の2以上である136名の賛成が必要でしたが、票決の結果、1票足りませんでした。そこで、203名の3分の2は155.33……であることから、四捨五入した135名が改憲に必要な票数だと主張し、改憲を強行したことから、こう名付けられました。
①の抜粋改憲は李承晩政権下の1952年に、③の維新改憲は朴正煕政権下の1972年に行われたもので、いずれも政権の思惑を押し通したものでした。

ご紹介した3つのニュース、いかがだったでしょうか? 紹介したニュース動画はいずれも2分前後のものです。聞き取り練習にぜひ生かしてみてください。

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