名刺でよく見る韓国企業の役職。日本の「課長・部長」と同じ感覚で考えていいのでしょうか?
韓国の取引先と初めて会うとき、名刺に 대리・과장・부장 といった肩書きを目にすることがあります。
日本語では「代理」「課長」「部長」と訳されることが多いですが、実は日本の役職とまったく同じ感覚ではありません。今回は、まず知っておきたい3つの役職と、実際の呼び方をやさしく見ていきましょう。
まず覚えたい3つの役職

● 대리
実務を担当する社員層の役職。取引先とのやり取りでもよく見かけます。
● 과장
チームの中心として仕事を進めたり、メンバーをまとめたりする立場でよく使われる役職です。
● 부장
管理職層でよく使われる役職です。会社によって実際の役割や権限は異なります。
「部」がなくても 부장? 「課」がなくても 과장?
ここが、日本人が最初に戸惑いやすいポイントです。
부장=必ず「部」の責任者、과장=必ず「課」の責任者、というわけではありません。
韓国企業では、組織名とは別に、社員の職級・職位を表す名称として 과장・부장 などが使われることがあります。そのため、「부장だから必ず部長」「과장だから必ず課長」と考えると、実際の組織とのズレが生じることもあります。
※役職体系は会社によって異なり、近年は「프로」「매니저」など従来とは異なる呼称を使う企業もあります。
「-님」はいつも付ける?
取引先や目上の人を呼ぶときは、まず 役職+님 と覚えておくと安心です。
| 場面 | 呼び方の例 |
|---|---|
| 取引先・目上の人 | 김 부장님 / 박 과장님 |
| 社内で上の立場の人が部下を呼ぶ | 김 과장 / 박 대리 のように、-님を付けないこともよくあります。 |
つまり、同じ役職名でも 「誰が誰を呼ぶか」 によって -님 の有無が変わることがあるのが、韓国の職場での呼び方の特徴です。
初対面ではこう使う!
김 대리 처음 뵙겠습니다. 김민수 대리입니다.
다나카 처음 뵙겠습니다. 잘 부탁드립니다.
김 대리 이쪽은 저희 박 부장님입니다.
다나카 박 부장님, 처음 뵙겠습니다.
金代理 はじめまして。金民洙代理です。
田中 はじめまして。よろしくお願いいたします。
金代理 こちらは弊社の朴部長です。
田中 朴部長、はじめまして。
ミニクイズ
今日のひとこと
박 부장님, 처음 뵙겠습니다.
朴部長、はじめまして。
今回のひとことは、取引先との初対面で、役職に「님」を付けた呼び方と「처음 뵙겠습니다」を一緒に使える表現として選びました。記事で学んだ呼び方とあいさつを、実際の場面ですぐに使っていただけるようにという意図です。
