※本記事は雑誌『韓国語学習ジャーナル hana』連載「Stage」掲載時の内容を転載したものです。掲載当時の情報に基づいており、最新の情報とは異なる場合があります。

今回、皆さまに紹介したい作品はミュージカル「인사이드 윌리엄(インサイドウィリアム)」です。
タイトルで気付いた方いらっしゃいますか?ウィリアムはあの윌리엄 셰익스피어(ウィリアム・シェイクスピア)ですよ。どんなお話かというと……。
名作を作るために、世の中が望む通りの作法書に従って執筆していたウィリアム・シェイクスピアは、家門の反対を克服して恋をする「로미오와 줄리엣(ロミオとジュリエット)」を執筆中。 シェイクスピアが本の中の世界に飛び込みストーリーを作っていくという設定です。
しかし、その飛び込んだ本の中の世界で吹いてきた強風のせいで、シェイクスピアの執筆する二つの台本が交ざってしまいます。そして、交ざってしまった台本が作り出した「未知の世界」で会う햄릿(ハムレット)とロミオ、ジュリエット。
自分の本当の夢を探そうとするハムレットとジュリエット、自分の愛を受け入れてくれないジュリエットのせいで道に迷ってしまうロミオ、なんとか主人公たちを元の世界に戻して名作を作りたいシェイクスピア。
「ハムレット」と「ロミオとジュリエット」は無事に名作として生まれることができるのかが、この作品のストーリーです。
ハムレットが復讐ではなく詩を書きたい、ジュリエットが愛や結婚ではなく自分の夢をかなえたい、ロミオは元のストーリーのようにジュリエットを愛し、名作の主人公になりたい。
これだけを聞いても面白い発想だと思いませんか?
作家であり作品の中の多様なキャラクターを演じるシェイクスピア、そしてハムレット、ロミオ、 ジュリエット。この作品に出演する俳優は4人です。
ディズニーのアニメ映画『インサイド・ヘッド』のようにシェイクスピアの心の中の世界を想像して作られるミュージカル。
世の中が望む通り、成功するためのルールに縛られていたシェイクスピアが、彼が作り出したキャラクターたちに出会ったことで、自分が本当に望んでいる結末を探していく話を通して、この作品を見る人は自分のインサイドを考えるようになるかもしれません。
心温かくなる作品の誕生に今からワクワクが止まらないです。
シェイクスピアの名ぜりふがミュージカルとしてどのように誕生するのかも楽しみです。
公演期間:2021年3月2日〜4月11日
場所:대학로 아트원씨어터 1관(大学路アートワンシアター1館)


