こんにちは。韓国語講師の清水碧(しみずみどり)です。「できます」と言うとき、할수 있어요のように할と수をくっつけるのと、할 수 있어요のように할と수を分かち書きするのは、どちらが正しいでしょうか? この記事では수のような依存名詞の分かち書きについて見ていきます。
依存名詞ってなあに?
依存名詞とは、単独では使うことはできず、前に修飾するものがないと使えない名詞のことです。使い方と共に、具体的に見てみると分かりやすいです。
①갈 수 있어요.(行くことができます。)の수
②먹는 것을 좋아해요.(食べることが好きです。)の것
③도쿄에 산 지 10년이 됐어요.(東京に住んで10年になります。)の지
④결과를 기다릴 뿐이에요.(結果を待つだけです。)の뿐
⑤그 사람이 올 줄 몰랐어요.(あの人が来るとは思いませんでした。)の줄
⑥그럴 리가 없어요.(そんなはずがありません。)の리
⑦설명한 대로 해 보세요.(説明した通りにやってみてください。)の대로
⑧갈 데가 없어요.(行くところがありません。)の데
⑨할아버지는 어떤 분이세요?(おじいさんはどんな方ですか?)の분
例えば、갈 수、먹는 것、산 지のように、依存名詞の前に、連体形が来て修飾していますね。

実は普段からたくさん使っていたね!
依存名詞が、前に修飾するものがないと使えないということは、依存名詞でないものと比較するとよく分かります。「場所」という意味の데と장소、「人」という意味の분と사람を比較して見てみましょう。
×데를 정해야 돼요.
〇장소를 정해야 돼요.(場所を決めなければなりません。)
×분이 많아요.
〇사람이 많아요.(人が多いです。)

依存名詞は修飾するものがないと、成り立たないね!
依存名詞の分かち書き:基本編
「韓国語のスペースの入れ方を学ぶ!(3) 名詞の分かち書き」の記事で、名詞は基本的に分かち書きすることを学びましたが、依存名詞も名詞の1つなので、分かち書きします。

것を分かち書きするので、話し言葉で用いられる거(こと)や、게(ことが)、것が含まれた表現も分かち書きします。確認しておきましょう!
내 거야.(私のよ。)
이렇게 가는 게 빨라요.(こうやって行くのが速いです。)
재미있는 것 같아요.(面白いと思います。)
依存名詞の分かち書き:応用編
依存名詞のうちいくつかは、形が同じ助詞の用法があります。「韓国語のスペースの入れ方を学ぶ!(2) 助詞と語尾の分かち書き」の記事で確認したように、助詞は前の単語とくっつけて書くので、助詞として使われているときはくっつけて書きます。뿐と대로を例に、具体的に見てみましょう。
| 依存名詞 | 助詞 | |
| 뿐 | 결과를 기다릴 뿐이에요. (結果を待つだけです。) | 학생은 저뿐이었어요. (学生は私だけでした。) |
| 대로 | 설명한 대로 해 보세요. (説明した通りにやってみてください。) | 계획대로 되지 않아요. (計画通りになりません。) |
依存名詞、助詞の用法ともに、それぞれ「だけ」、「通り」と訳されるので、ややこしいですね。意味ではなく、「前に連体形が来る使い方のときは分かち書きする」と覚えましょう。

連体形が来たら、分かち書きするよ!
練習問題
次の①~③について、日本語を参考にして、A、Bのうち下線部を正しく分かち書きしているものを選びましょう。
問題1
A: 서울에 산지 십 년이 됐어요.
B: 서울에 산 지 십 년이 됐어요.
B
(지は依存名詞なので、前に来る連体形と分かち書きする。)
問題2
A: 지금은 전화할수 없어요.
B: 지금은 전화할 수 없어요.
B
(수は依存名詞なので、前に来る連体形と分かち書きする。)
問題3
A: 남은 것은 이것뿐이에요.
B: 남은 것은 이것 뿐이에요.
A
(名詞に付く뿐は助詞なので、分かち書きせずくっつける。)
いかがでしたでしょうか? 難しく考えず、「依存名詞は名詞の1つだから分かち書きする」と覚え、「同じ形で助詞の場合もある」ことを頭に入れておけば十分です^^

