【韓国語のエッセイ】2026年6月月間ベストセラー&新刊情報

教保文庫の2026年6月のエッセイ月間ベスト10と注目の新刊情報をご紹介します。8位には、何かをコツコツと続けるためのノウハウが詰まったエッセイがランクインしました。注目の新刊では、『フィフティ・ピープル』(斎藤真理子訳、亜紀書房)や『私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯』(すんみ訳、早川書房)などで知られる、チョン・セランの新作エッセイ集などを紹介しています。

※ランキング記事ではハングルのルビを省略します。

1位:『불안(不安)』

알랭 드 보통 (アラン・ド・ボトン)著/정영목(チョン・ヨンモク)訳/은행나무(ウネンナム)刊/2012.01.04

『불안』
알랭 드 보통

2位:『사춘기 엄마의 오장육부(思春期ママの五臓六腑)』

나민애 (ナ・ミネ)著/서교책방(ソギョチェクパン)刊/2026.04.20

『사춘기 엄마의 오장육부』
나민애

3位:『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로(幸せになれるはず、不安になるほどに)』

일홍(イルホン)著/부크럼(ブックラム)刊/2024.7.29

『행복할 거야 이래도 되나 싶을 정도로』
일홍

4位:『다정한 사람이 이긴다(やさしい人が勝つ)』

이해인 (イ・へイン)著/필름(Feelm)刊/2025.08.13

『다정한 사람이 이긴다』
이해인 

5位:『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』

태수(テス)著/페이지2북스(ページ2ブックス)刊/2024.11.4

『어른의 행복은 조용하다(大人の幸せは静かだ)』
『어른의 행복은 조용하다』
태수

6位:『수빈의 두산 두산의 수빈(スビンの斗山 斗山のスビン)』

정수빈, 김민경 (チョン・スビン、キム・ミンギョン)著/브레인스토어(ブレインストア)刊/2026.06.19

『수빈의 두산 두산의 수빈』
정수빈, 김민경

韓国のプロ野球チーム「斗山ベアーズ」に所属するベテラン選手チョン・スビンが、スポーツ朝鮮の記者キム・ミンギョンとともに野球人生を振り返ります。特に、ポストシーズンに臨む心構えなどに注目し、韓国シリーズ特有の緊張感や重圧感に打ち勝ってきた秘訣を自らの言葉で語ります。

7位:『백지 앞에서(白紙の前で)』

최은영(チェ・ウニョン)著/문학동네(文学トンネ)刊/2026.4.30

『백지 앞에서』
최은영

8位:『꾸준함을 기르는 일(コツコツと続ける力を養うこと)』

수풀림 (スプルリム)著/다산북스(ダサンブックス)刊/2026.4.24

『꾸준함을 기르는 일』
수풀림

著者は、自分を愛するためのさまざまなプログラムを提供する「ライフデザイナー」として活動しており、10年間で2,500件あまりのブログ投稿、Instagramでは2年間で約700件のコンテンツを発信するなど、継続的に成果を積み上げてきました。本書は、何かを続ける秘訣は「完璧にやり遂げること」ではなく「少しずつ努力しながら自分をいたわり、愛すること」にあると語ります。コツコツと続けるための心構えから実践法にいたるまで、具体的なノウハウが詰まった一冊です。

9位:『너를 아끼며 살아라(君を大切にしながら生きて)』

나태주(ナ・テジュ)著/더블북(ダブルブック)刊/2025.06.12

『너를 아끼며 살아라』
나태주

10位:『구원에게(救いへ)』

정영욱(チョン・ヨンウク)著/클(ブクロム)刊/2026.2.5

『구원에게』
정영욱

注目の新刊

『당신의 독자가 될게요(あなたの読者になります)』

정세랑(チョン・セラン)著/마음 산책(マウムサンチェク)刊/2026.6.25

『당신의 독자가 될게요』
정세랑

『フィフティ・ピープル』(斎藤真理子訳、亜紀書房)や『私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯』(すんみ訳、早川書房)など邦訳書も多数出版され、日本でもファンの多いチョン・セランの5年ぶりとなる新作エッセイ集です。
著者は本書の中で「創作者なんて不幸なだけだと愚痴をこぼす映画やドラマのキャラクターがいたら、心の中でからかってやろう。『嘘ばっかり。本当は楽しいくせに』」と語ります。「書くこと」は難しいという先入観を取り除きつつ、創作に踏み出せずにいる人たちの背中をそっと押すと同時に、テーマや題材の見つけ方や盗作リスクへの対処法、作業時間を確保するために必要なことなど「書くため」の具体的なアドバイスが満載です。創作や執筆に興味のある人におすすめします。

좋아한다 말하기엔 조금 숨이 차지만(好きだと言うには少し息切れするけれど)』

김연수(キム・ヨンス)ほか6名著/판미동(パンミドン)刊/2026.6.25

『좋아한다 말하기엔 조금 숨이 차지만』
김연수 외

作家や翻訳家、詩人など、さまざまな分野で活躍する7名が「ランニング」について綴ったエッセイアンソロジーです。「ビール」「回復」「愛」といったキーワードから、ランニングが日常に溶け込んでいった瞬間や、つらさを耐え抜く支えになったエピソードなど、作家たちの視点を通して「走る」という単純な行為の魅力が語られます。(文/金知子)

※この記事で紹介した書籍の購入は、「教保文庫、6月の月間ベストと注目の新刊(韓国エッセイ)」の記事をご参照ください。

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