韓国語多読のすすめ 04 |『新装版多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学』

日本で手に入る、多読に向いている本を一冊ずつ紹介していきます。みなさんも、ぜひいっしょに読んでみませんか?

『新装版多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学』(対訳)

『新装版多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む世界の名作文学』
著者:hana編集部
ISBN:9784295409113
音声:ダウンロード
定価:1980円(本体1800円+税10%)

こんにちは! 渡辺奈緒子です。 前回ご紹介した『多読多聴の韓国語 やさしい韓国語で読む韓国の昔ばなし』をいっしょに読んでくださったみなさま、はじめの一冊はいかがでしたか? 韓国の昔話に一気にたくさん触れることができて、ためになる一冊でしたね。

今回は、同じシリーズのなかから、世界の名作の有名な場面をやさしい韓国語でリライトした本をご紹介します。「あしながおじさん」「赤毛のアン」「シンデレラ」「人魚姫」「星の王子さま」など、子どものころから親しんできたタイトルがずらりと並んでいます。

全部で23話が収録されているので、なかには「どんなお話だったっけ?」と内容を思い出せないものや、もともとよく知らなかった物語もいくつかあるかもしれませんが、ひとまず読みはじめてみましょう。韓国語で、小さいころに読んだ物語をおさらいすることができて、きっと楽しい読書体験になりますよ!

知っている物語、なじみのある人物名!

実際に読んでみると、「知っているお話って、韓国語で読んでもこんなに読みやすいんだ!」と、いい意味で驚かされます。物語の展開や登場人物がわかっているので、そういった原作についての知識を手がかりに、どんどん読み進めることができます。

また、登場人物たちの悲しみや苦しみ、驚き、よろこびなど、さまざまな感情が描かれるお話が多いので、「기뻤다(うれしかった)」「놀랐다(おどろいた)」「화가 났다(怒った)」「마음이 아팠다(胸が痛かった)」、そして「행복하게 살았다(幸せに暮らした)」など、感情を表すことばに、この一冊のなかでも繰り返し触れることができます。

それぞれのお話のタイトルや登場人物の名前にも、「へえー! 韓国語ではこう言うのか!」という発見があります。たとえば、「あしながおじさん」は키다리 아저씨、「ガリバー」は걸리버、「マッチ売りの少女」は성냥팔이 소녀。個人的に驚いたのは、「トム・ソーヤ」が톰 소여(トム ソヨ)になることでした。

この本の読みやすさ、むずかしさについて

この「多読多聴の韓国語」シリーズは、前回もご紹介したとおり、全文の日本語訳が載っている対訳形式になっています。全146ページのなかに23話が収録されているので、単純に計算すると、1話あたり6ページ強。半分は日本語訳のページなので、韓国語の文章は1話につき3ページほどです。

韓国語の文章が3ページくらいなら、ちょっと読んでみようかな、という気持ちになりませんか? まずは自分のペースで1話読んでみましょう。次に朗読音声のダウンロードページにアクセスして、音声を聴きながらもう一度読んでみてください。そんなふうに1話ずつ読み進めていくと、「世界の名作を韓国語で読んだ」という実感がしっかり得られると思います。

前回ご紹介した本と同じく、第1章のお話はハングル能力検定試験4級、第2章のお話は3級のレベルを目安に、語彙や文法が調整されています。自分のレベルに合わせて、第1章だけを読んだり、音声つきで繰り返し楽しんだり、第2章にも少し挑戦してみたり、無理をせず、自分に合った楽しみ方を見つけてください。

読めたページ数は、下記の「今日の本のDATA」も参考にしながら、ぜひ記録してみてください。前回の「昔ばなし編」、今回の「世界の名作文学編」をどちらも読み終えると、累計のページ数が100ページを超えることになります! 物語を楽しみながら、多読の「量」も少しずつ積み上げていきましょう!

もっと知りたいハナタス
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